過去ログ探してきた。もう6年近く前だな
ただマイナーじゃなかった「弓兵団インパール戦記」。著者は16年入営の敗戦時陸軍伍長の古株、3年間ずっとビルマ戦線で戦ってインパール戦にも参加した鉄人

わざわざこんなホラ吹く理由もないから史実だねぇ
怒った理由は狙撃銃の効果的な使い方を出来てなかったからだけど

(それはそうと、どっちが攻撃的なんだろ…)

40 名前: 名無し三等兵 [sage] 投稿日: 2011/12/03(土) 20:02:05.84 ID:???
インパール関係の戦記を読んでいたら珍しい九七式狙撃銃の実戦での使用例を見つけたので引用

眼鏡装着の新式銃を私一人が渡されたので、試し撃ちとばかり意気ごんで狙撃をはじめたが、突入してくる目前の敵には、眼鏡は必要どころか、かえってじゃまになる。いそいではずして壕の中に放り投げ、ふたたび撃ちまくった。
中略
「どうした、新式銃は」
「何だ、こんなもの。眼鏡で狙ったった、昼寝してる兎じゃあるまいし、戦さになんねえ。そのぶん弾を持ったほうがいい」
「そうか、壊して捨てっちまえっ」
「こんな眼鏡は兵隊いじめだ、壊してやる」
役にも立たない物を、苦労してかついで行軍したのがバカらしくなる
『弓兵団インパール戦記』井坂源嗣より

なんというか帝国陸軍の兵器の扱いとは思えない仕打ちですw
著者の方は全編読んでみれば兵器をおろそかにされる方ではないんでこの条だけかなり異質
ちなみに正式名はでてこないけど、それまでの装備が三八式で弾の互換性が〜とか反動が〜とか言ってないからまず九七式でしょう
インパール失敗後の撤退戦の状況だから、新式っつうと違和感大きいけどなw
専任の訓練受けた狙撃兵の例じゃないのは残念
降伏時の兵器引渡しで、『菊の御紋章を削りとり、念を入れて磨きあげ』ってあるから、あれって内地以外でもやってたのね

しかしこの著者の方かなりの超人のレベル
話半分でも尋常じゃない
まあそれぐらいじゃなきゃ、戦ってアキャブから終戦まで生き残れないだろうけど
中隊の生存者が何度も補充されたり入れ替わったりしながら40名程度ってなあ…
復員船が砲塔取り外した雪風ってあたりが勇者の帰還としてはなんともって感じ