1990年〜1993年にかけて南北は相互不可侵や非核化にあついで正式合意
しかし湾岸戦争で圧勝した米国は一気に北侵を狙い特別査察を要求、経済制裁を実施しイラクの再現を狙った
これを受けて北朝鮮は初のノドンミサイルの試射(そして確認されている初めての弾道弾発射)を行っている

決して核・ミサイル問題が先にあったのではなく何らの理由もなく一方的な米の恫喝・制裁が先にあり、
それから身を守るためにミサイル開発するという順番だった
そして1994年の枠組み合意は米によって完全に破られ査察を受け入れる北朝鮮に対して経済封鎖は際限なく強化されていった

トドメとなったのが米のイラク侵攻が確実となった2002年末の特別査察要求で、これは次は北朝鮮に侵攻するとの事実上の最後通告だった
この時点では使用済核燃料は米の監視下で封印されており核武装不可能と足元を見てのものだった
しかしイラク民衆の抵抗で予想外の苦戦に陥る間に北朝鮮は突貫工事で核爆弾を製作し、2006年の核実験にこぎつけている
また93年に一度だけ行ってから13年間停止していたミサイル開発も同じ年に再開している