第四次中東戦争ではイスラエル戦闘機は、レーダーによる探知を回避するため超低空飛行でスエズ運河西岸へ侵入することが多かった。

これに対してエジプト空軍が取った対策は、肉眼で空を監視する監視所をスエズ運河の河岸に増やして有線電話で結ぶことだった。
目で見えなくても爆音を聞いただけでも中央指令所の管制官に報告させるようにした。

これだけで、超低空で侵入するイスラエル戦闘機の大部分を探知することが可能となった。