韓国ちゃん、今回の開発は時間的な無茶はともかく真っ当な設計なのだが、
今後でてくる新型ロケットの完成時期を見ると……こう……哀れというか……



2019年
アメリカULA「ヴァルカン」打ち上げ
https://i.imgur.com/7ezurN9.jpg
→高価な「デルタW」とエンジンがロシア頼りの「アトラスX」の後継機で主に政府の衛星を打ち上げるための機体
→液化天然ガスを使った二段燃焼サイクルの高性能エンジンBE-4を採用し、エンジンユニットを空中で切り離してエンジンユニットだけ回収することも検討中


2020年
アメリカBE「ニュー・グレン」打ち上げ
https://i.imgur.com/HvESKDg.jpg
→BE社の対ファルコンヘビーと言える一段目再使用可能なサターンVに近い規模の大型ロケット
→ヴァルカンと同じBE-4エンジンを使い洋上の台船に垂直着陸して再使用する

日本MHI「H3ロケット」打ち上げ
https://i.imgur.com/r4TBlML.jpg
→補助ブースターの数と第1段のエンジン数で打ち上げ能力を可変でき、情報収集衛星から大型静止衛星まで「色んな衛星を1機積んで打ち上げる」のに適した小回りの効く機体
→エンジンの駆動方式は推力は上げにくいが信頼性と耐久性に優れた日本独自のエキスパンダーブリードサイクルで、燃料は最近流行りのメタンやケロシンではなく液体水素

欧州「アリアン6」打ち上げ
https://i.imgur.com/IhNJKeH.jpg
→「通信静止衛星を2台まとめて打ち上げることで安くする」というアリアン5の戦略をなぞる新型機だがブースターを減らすことで小さめの衛星にも対応
→液体水素を使った第1段に補助ブースターを装備という形式は日本H3と同じだが、小型の衛星単独打ち上げを重視するH3より静止衛星2機乗せをするアリアン6の方が大きい

韓国「KSLV-2 」打ち上げ
https://i.imgur.com/Ii92zrh.jpg
→実質的には韓国発の国産ロケットで立地的に静止衛星打ち上げが難しいことと技術面の問題もあるのか偵察衛星などの打ち上げに適した規模の小型な機体
→ケロシン燃料のクラスタ式でそこはかとなくファルコン9に近いがこちらの方が小さく一段多い三段式の設計は割と無難なロケット