>>193
日本が本気で英米と海上決戦するつもりだったのなら英米のメジャー
(石油財閥)に完全支配されていた石油を使う兵器を使うべきでなかった。
日本には良質の石炭を豊富に産出し自給できた。少なくとも燃料切れで
動けなくなることはなかったのだ。
事実、豊田司令は沖縄失陥後、海軍で本土防衛に使えるのは日清日露の
石炭使用のリタイヤ海防艦しかないと大本営総帥部会議で大真面目でのべ
ている。長門も伊勢も燃料切れで既に動かしようもなかった。
逆に言えば、当時の日本では日常経済活動で石油は必需品ではなかった。
石炭があれば不自由しなかった。
ところが陸海軍は別だった。使用兵器である艦船、航空機、戦闘車両は
石油が必要だった。ハルノートで一番困ったのは軍であり、そういう意味
で言えば、太平洋戦争は軍の都合だけではじまったのだ。