小型の政府専用機の導入を提案する際に、最初から海外メーカーの
候補機を示したりするかね? 必要な航続距離の具体例を示しとけば、
それで足りそうなもんだけど。

候補機を示したほうがいい、そうしないとまずい方向にいきかねない、
という判断があったんじゃないの?

2008年の産経の報道には、こうある。
https://web.archive.org/web/20081020224832/http://sankei.jp.msn.com/economy/business/081017/biz0810170102000-n1.htm
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=1746949&;id=36098205
「政府は16日までに三菱重工業が事業化を決めた国産初の小型ジェット
旅客機「MRJ」を政府専用機として導入する方針を固めた。約10機の
購入を検討している。」

「現在、政府が保有する専用機2機はいずれも米ボーイング社の「747−
400」(400席)で、皇族や総理大臣など政府要人の輸送手段や緊急援助
活動などに利用されている。政府はこのジャンボと呼ばれる大型機2機に加え、
小型ジェット機のMRJ(70〜96席)を導入し、「日の丸ジェット」として
アピールする考えだ。」

「MRJの開発費は約1500億〜1800億円で経産省が約500億円を補助
することを決めている。さらに政府専用機として購入することで受注活動でも支援
し、MRJを軌道に乗せたい考えだ。」

導入を決定した理由として、産業支援ばかりが前面に出ていて、政府専用機としての
用途に対して航続距離や機体規模やコストは適合するか、そこの検討がどれだけ
なされたのかが疑わしいよ。産経の記事がガセでなければね。

政府与党の判断の基準があまり変化していないようなら、用途の適合性よりも
産業支援を重視して国産機を優先候補とすることが、再び起こり得るんじゃないの。