>>685
B747をベースにしている弾道ミサイルブーストフェーズ迎撃用空中レーザー砲台機のAL-1が搭載しているフッ化沃素レーザーは射程200キロほどだそうだ
もちろんB747は1万メートル以上つまり可能な限り大気が薄く水蒸気の少ない高度を巡航しているという大前提だがね
まあB747のあの巨体を1基のレーザーとそのための反応剤の搭載(+照準追尾用の固体レーザー)に使うのだから桁違いに大きい出力と長射程で当たり前だが

それと、アメリカ海軍などで対艦ミサイル迎撃用にテストしている艦載用レーザーやロッキードなどが開発している陸上部隊防御用の車載レーザーの射程が短い理由としては、
AL-1よりも小さいから出力も弱くて射程も短いということもあるが、それ以上にそれらはどちらも海上や地上という大気が濃くてレーザー光を散乱・吸収する水蒸気が多い
場所で使用される(特に艦載レーザーは海上での使用だから最悪)ので否応なく射程が短くなるということが大きい

いずれにしても空中レーザー砲台機AL-1が当初計画の高高度巡航で使用される限り、搭載しているフッ化沃素レーザーの有効射程は200キロ程度であって数キロではない

レーザーは光(可視光または赤外線)なので大気で散乱されるし、水蒸気があれば極めて効果的に吸収・散乱されてしまう(特に赤外レーザーの場合はその度合いが酷い)
だから使用する高度によって射程が大きく違ってくることに注意する必要がある