4)軍事ドクトリンおよび軍事戦略の変遷

60年代:
軍事ドクトリン
 フルシチョフが主導する核戦力第一主義により
 軍事ドクトリンの基本は核戦争の遂行となった

軍事戦略
 ソコロフスキー「軍事戦略」を補足する「ソ連軍事学について」60年第1版は通常戦力を説明
 しかし64年の第2版では核戦争に関する記述が中心となった。

 通常戦争の議論は内部では進んでいたようだが、まだ明確にはされていない
 この傾向はフルシチョフの失脚後も続き、68年版「軍事戦略」にも踏襲
 しかし西側が限定戦争を定義付けていることを強調し、その可能性を示唆している。