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1)機動と火力の関係
 狭義の戦術次元の物質的移動/運動の機動のみを解説

2)ヘリボーン
 ヘリボーンは機動ではなく移動と解説
 ・・・空中機動作戦どこいった?

3)ALBをアメフトに例える
 ALBからミッションんコマンドだけ抽出し特徴として説明

基本的にマニューバがその語源から持っている「駆け引き」や「計略」の説明が希薄でした。
この「駆け引き」こそがマニューバーの根源

自らの移動と位置取りによって敵の判断や試行、行動などに影響を与え
その行動(意思も含む)を強要(誘導、牽制、誘引)して戦闘や作戦を有利に主導していく事こそがマニューバ

だから政治や外交用語にもマニューバがある

※この部分、今回の本の中の米海軍の部分で、ようやく精神的部分などへの言及あり

ただ気になる部分がまだ1カ所
主導権(いにしあちぶ)をあくまでも主動権と記述

一見すると受動であってもマニューバにより主導権を得るという意識があまり無いように思えます。
(ただし受動で主導権を得るには高位の戦略次元や作戦次元においては主動が必要になる場合が多い)
(しかしこれは戦争の全部の次元に共通する訳ではないので、もしかしたら戦争次元の区別があいまいなのかも)

戦略次元-(重複域)-作戦次元-(重複域)-戦術次元

やはりここが基本(この重複域を認識するのにはOMGを考察するのが最適なのだw)