人頭税と徴兵に歴史的基盤を置く欧州近代軍と違って、戦前の帝国陸・海軍は、
人的基盤は徴兵だが、財政的基盤は奢侈税(酒税・煙草税)です。
ちなみに、今の防衛費はこれプラス自動車税くらい。やっぱり奢侈税です。本質的に。
国民の顔色窺いながら戦争してたわけです。

装備が質素極まりなく、兵站が潤沢でない理由ももこにある。
「旧軍が内政を専横してた」というのは、少なくとも財政レベルでは当てはまらない。
総力戦態勢になって、金属供出まで求めるようになったのは43年くらいだろう。