妙高型の雷装に平賀が消極的だったのは、魚雷の誘爆を懸念したとよく言われる
高雄型の魚雷発射管のある甲板には、誘爆時のガス抜き窓が図面に明記
酸素魚雷の登場前、魚雷は誘爆するものだったらしい

一方、93式酸素魚雷の97式爆薬は低感度で、6インチ砲弾が命中しても爆発しないという
しかしWW2で、酸素魚雷搭載艦の誘爆事例はたくさんある

以上から考えられるのは、
@97式爆薬より前の魚雷炸薬は、誘爆しやすいものだった
A97式爆薬採用後、炸薬は誘爆しなくなったが、今度は燃料の純酸素が爆発しやすくなった

あと、酸素魚雷は93式、炸薬は97式なので、年式にタイムラグがあり、炸薬が97式でない酸素魚雷があった可能性がある
これは炸薬も誘爆しやすく、酸素も危険という魚雷だったのか?