>>644
まず場所が泥炭地。
釧路湿原を思い浮かべてもらえばいいかな、満州に多い土地で畑にすることも住宅地にすることもできない。
一見草原に見えるけど歩くと水がしみだして足が沈んでいく土地
建物立てるにも基礎が安定しないから、広範囲の土壌改良から進めないといけない。

油層は1000〜1500mあたりでこれ自体は問題ないが、ほとんど自噴しないので、
水攻法で高圧の水を注入して汲み上げることになる、その為含水率は60%以上になる。
当然ながら大規模な水源開発が必要
油質はパラフィン気質でワックス分が多く流動点は32.5℃、重質油で精製してもガソリンは少ししか取れない。
当時は冬季の現地の最低気温は-40℃、1980年台でも-25℃、流動点が高いこともあり、
パイプラインや貯蔵タンクには加圧昇温するための設備が必要になる。