つまり大和の舷側は対戦艦艦砲戦には耐えたが、対魚雷戦
には設計上、実戦に耐えうるものではなかったという事だ。
設計上、漸減戦術が前提だったろうから、戦艦は巡洋艦、
駆逐艦に守られ、更に空母艦載機のエアカバー下にあるはず
だったから、最優先として敵戦艦との決戦に備えて設計して
いたが、水雷戦は想定順位が低かったのだろう。
航空雷撃の精度向上と魚雷の破壊力増大を設計者が予測でき
なかったということだ。