人手不足深刻 外食や小売業界でキャッシュレス化相次ぐ

人手不足の深刻化を背景に業務の効率化につなげようと、
外食や小売りの業界ではレジでの現金の取り扱いを減らすキャッシュレス化の動きが相次いでいます。

ファミリーレストラン最大手の「すかいらーく」は、
ことし1月から利用客がみずから会計を行う「無人レジ」の導入を進めています。

この無人レジは、利用客が伝票に印刷されたバーコードを機械に読み取らせて会計を行うもので、
支払いに使えるのは電子マネーやクレジットカードのみで、現金の支払いはできません。

会社によりますと、混雑する昼の時間帯でも会計作業を手早く行うことができ、
従業員の負担軽減につながっているということです。

現在、東京など首都圏の23店舗に導入されていますが、今後も広げていく方針です。

略)
電子決済のサービスなどに詳しい野村総合研究所の田中大輔上級コンサルタントは、
国内での電子マネーなどの普及状況について、
「日本では偽札の流通やスリなどの犯罪が少なく現金への信頼性が高いために日本人の現金主義が根深く、
主要な先進国や中国をはじめとしたアジアの国と比べてだいぶ遅れている」と指摘しました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171107/k10011214661000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_001