YF-30の開発経緯は、他の24系とは少々事情が異なる
まずプロジェクトそのものはVF-25と同時期に開始されたが、
そもそも「新型可変戦闘機開発」という名目を隠れ蓑にした
「可変超時空突入艇(VSDD)」の開発が主目的だった

だが、バジュラ戦役が始まって対バジュラ兵器開発
(とフォールドクォーツの確保)が優先された結果、
YF-30プロジェクトの予算のほとんどが削減された上、
ブランシェット博士の研究そのものを危険視したSMSのオーナーが
彼女の研究を封印しようとした

それにブチ切れたのか、博士は自前のカーゴシップに
プロカル遺跡から発掘したゼントラの全自動兵器工廠をブチ込んで開発を続け、
さらには独自解析したプロカル技術とフォールドクォーツをこれでもかと
盛り込んだ末に完成したトンデモ機が、YF-30という見た目地味な戦闘機の正体である