日本軍が伝統的な作戦として練ってきた、漸減作戦は
実は机上の空論もいいところで、図上演習ですら一度も成功したためしがない、というほど雑なものだった
マジでアメリカとやりあう事を考えると、索敵だけでも大変な大海原で戦争することになる
と、なると当時の海軍の常識として「高速艦を揃えても、統制の取れた艦隊行動を行うのは30ノットが限界」という事もあり
空母から戦艦までを30ノット以上でそろえて、敵発見次第、全力全速でぶん殴りにいく
これが軍令部の作戦担当の意図だったらしい

が、日本の技術が理想に追いつけない上
艦政本部との意識の違い(こっちは平賀ーさんの弟子筋が主要を占めてて、直接防御偏重、速度軽視な流れ)もあった