>>278
試射では弾着水柱と目標の位置関係を観測し、ズレに修正を加えて命中に持っていく

ただ、日本海軍の場合、水柱が目標の前か後ろかを見て遠近の判断はするけど、何メートル近とか遠とかの距離は測らない
遠か近かだけを判定し、前もって定められた修正量で次弾の距離を決める
だから、目標の左右に弾着がずれると水柱が目標の前か後ろか分からないので、まず左右を合わて、それから遠近判定をする

そして、例えば初弾全近、修正弾全遠、その次の修正弾夾叉となって目標捕捉となり本射に移る

一方、弾着位置を座標面で把握すれば、距離と方位を一度で修正して次弾を発射できる
米軍が一発試射をする話は聞いたことがないが、理屈としては可能

したがって、一発試射は、理屈の上では米軍ならあり得る
しかし遠近距離を観測せず、夾叉を目的とする日本海軍では一発試射は有り得ない
夾叉は2発以上で目標を挟むことだからね