「今後も日本に住む仲間は増える」「死後の行き場がない」 イスラム教徒墓難民 九州土葬用施設なく 偏見や抵抗感…新設に壁
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九州のイスラム教徒が「死後の行き場がない」と悲鳴を上げている。
イスラム教の葬儀は火葬を禁止し、土葬を用いることから墓地開設の理解が得られにくく、
九州にはイスラム専用の墓地はゼロ。協力姿勢を示す自治体もあるが、実現のめどは立っていない。
イスラム教徒たちは「今後も日本に住む仲間は増えると思う。本当に切実な問題」と訴えている。
墓地埋葬法は土葬自体を禁じていない。具体的な墓地の開設要件は許可権者である都道府県や市町村が条例で規定する。
条例では住宅街や河川からの距離を定め、地元の理解を求める。九州のある自治体の担当者は「ペット霊園でも反対が起きるのに、
なじみのない土葬は相当な反発が予想される」。栃木県足利市では8年前、イスラム墓地の建設計画に住民の反対運動が起き、
市は許可を出さなかった。土葬への抵抗感や偏見が背景にあったとみられる。
イスラム教徒のカーン・ムハマド・タヒルさん(50)=別府市=は「誰かが亡くなっても、その人のために何もできない」と嘆く。
埋葬できず、飛行機で自国へ遺体を持ち帰る人もいるという。
=2018/01/12付 西日本新聞朝刊=
http://www.nishinippon.co.jp/feature/new_immigration_age/article/385872/

ハラルだ、礼拝施設だ、何だと日本でムスリムに配慮すれってのが無理