>>170
エンジン開発は上記のように予算がかかる
15トンのプロトタイプエンジン1本に200億円超
高くなる理由はCMCに使われているSiCにある

GE、日本の技術が生きた超先端セラミック複合材料(CMC)量産へ
2015/10/29
https://gereports.jp/made-in-rocket-city/
GEのCMCは、炭化ケイ素マトリックスに埋め込まれた微細な炭化ケイ素繊維から作られています。
この「炭化ケイ素繊維」こそが、日本生まれの技術。日本カーボン株式会社が開発したものです。
この特殊な繊維はヒトの髪の毛の5分の1の細さで「企業秘密のコーティング」が施されており、
金属材料の3分の1と軽量でありながら耐熱温度は金属材料より20%も高く、
多くの合金が溶解し始めるほどの高温でも使用することができる特性があります。
つまり、金属並みの強度があり、セラミックより耐久性のある素材です。
2015年には、GEはボーイング製「ドリームライナー(B787)」にも多数搭載されているGE nxエンジンで
CMC製部品のテストを開始し、GEの最新型大型エンジン「GE9X」向けテクノロジーの完成を目指しています。

航空業界の将来を左右する新素材「SiC繊維」 日本カーボンと宇部興産しか作れない
http://toyokeizai.net/articles/-/204733
2018年01月16日
しかし、飛行機のエンジン部分は飛行中に1300度を超えるため炭素繊維は使用できず、
ニッケル合金が使用されている。このニッケル合金の代替として期待されている素材がSiC繊維だ。
SiC繊維はニッケル合金と比べて重さが3分の1で強度は2倍、耐熱温度が1800〜2000度と高い。
ニッケル合金を使用したエンジンは外から取り込んだ空気で冷やさなくてはならないが、
SiC繊維を使用したエンジンは空冷の必要がない。そこで、取り込んだ空気を推進力として活用できる。
(中略)
SiC繊維の問題は価格が高いこと。炭素繊維は1キログラム当たり3000〜1万円だが、SiC繊維は炭素繊維の約100倍。
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防衛用だから安くしてくれ