>>780
> 科学研究目的は、ノーベル賞なんかじゃないし、加速器は、有ると無いとでは、国家としての科学技術力は大違いだよ。

そうだ、君の上の主張に対して非常に具体的で明快な反例を指摘しておこう。

アメリカは巨大加速器の建設をずっと昔に打ち切ったよ。テキサス州に建設予定だったSSCという巨大加速器を建設半ばで無駄だとして打ち切った。
最近まで運転していた加速器はそれよりも前に建設された古い加速器だけだ。

それでアメリカの科学技術力は巨大加速器に現代でも固執し続けているCERNの中心的な国々である英独仏や日本よりも劣っているのかな?
巨大加速器を自前で建設するか否かがその国の科学技術力を測る指標となるなんてのは大昔の話だ。今となっては現実離れした単なる迷信に過ぎない。
(余談だが日本もSSC建設資金の一部を負担し拠出した。なおSSCが完成していれば最高エネルギーではCERNのLHCを上回っただろう)

現代の細分化しそれぞれの分野で先鋭化・高度化した科学技術の研究開発の実態から言わせてもらえば、現代の科学技術力を測るのはそんな簡単なものじゃない。
ついでに言えば、かつては軍事技術が国家の科学技術力の発展にとって大きな原動力だったし軍事技術を見ればその国の科学技術力を概ね測れたものだ。

> そもそも、空母と比較するl対象じゃないし、空母は飯の種にはならんよ。

それを言うならば、巨大加速器は飯の種にはならない。100年以上先までね。
空母も新たな飯は生み出せないが、強盗国家が我々の飯を強奪するのを防いで我々が安心して飯を食い続けられるようにするのに空母は大いに役に立つ。