>>805(続き),>>808

高エネルギー物理用の巨大加速器の建設などヨーロッパに好きにやらせておけば良いのだ
日本は先進国同士のお付き合いとして、検出器(つまり広い意味でのセンサー類)や加速用の超電導磁石などの現物支給で貢献すれば良い
なぜならば、超高精度センサーや先端的な超電導磁石は応用の可能性があるからね
だからそれらは日本の研究機関や日本企業がしっかりと知的所有権を確保した上で先端技術を使ったセンサーや磁石を納品する形で国際共同の役目を果たせば良い

ドンガラとしての巨大加速器の建設や維持に兆円単位の日本国民の税金を使うなど無駄の極致
産業育成にとって旨みのある部分だけ引き受ければ良いのだ

それと全く新しい加速技術の研究開発には予算を出すべき
理論上では現在のシンクロトロンやリニアコライダーで使用されている高周波電場を用いる加速方法(この方法は様々な改良はされてきたが基本は50年以上変わっていない)
よりも何桁も効率の良い加速法が知られているが、ビームの収束性が悪いので素粒子物理の精密な加速器には使えていない
(数メートルの加速装置で、現代の数十キロの加速器が達成している加速エネルギーを得られる可能性が十分にある技術)

だが、こういう非常に効率の高い加速法があれば軍用つまり国防には大いに活用できる可能性が高い
なぜならば、軍用ならばターゲットを焼ければ良いのだからビームの収束性が多少悪くても総出力が高ければ問題ではないからね

精密な物理実験には使えない技術でも軍用では有用になり得る
つまり最先端の実験物理と軍用とではもはや別の技術が必要ということだ、昔は両者には共通部分が極めて多かったから基礎科学は国防の強化に直結していたのにね