>>632
>>初期のオートのモーゼルC96とかそれに倣って.30口径だった訳だが、拳銃規模のLMVからじゃ適性なMEなど得られる筈もなく、結局9oに落ち着いて行った訳だ。

この認識がやや間違いだと思う。

そもそも百年前の20世紀初期で.32ACP、.38ACP、.38S&W口径の拳銃弾が主流であった
しかしSMGが存在しない時代で、軍隊がこれらより有効射程が長く、装弾数も多い、より野戦に適する自動拳銃を求めていたため、ドイツから9x19mm、アメリカから.45ACP弾が生まれた、
現代軍用拳銃の口径が9x19mmに落ち着いた理由は、大戦後、この口径が欧州発故にNATO国に採用されることが多く、
同じサイズの拳銃において.45ACPより装弾数を多くに作れる、より撃ちやすいであることだと思う。

同じドイツ発の7.62x25mmモーゼル弾は後でロシアに多用されたため、トカレフ弾になって、今でも一部地域(アフガンとパキスタンなど)に人気が根強い。
9x19mmが7.62x25mmより優れる部分は薬莢が短く、よりクリップ内マガジン構造に向いてる部分だと思う。
しかし7.62x25mmが落ち目になった最大な理由は、戦後AK-47を採用したソ連軍がSMGを廃止して拳銃弾を護身用に割り切ったためにマカロフ弾を採用したことだろう。
冷戦後、ロシア軍が再びSMGと大型軍用拳銃を開発し始めたが、西欧を習ってすでに広く使用されている9x19mm口径を採用した。
しかし口径こそ同じだけど、ロシア軍が装薬が多くより貫通力が高い新型強装弾の開発に力を入れている。