やっぱり三八式は設計も銃弾も、中隊火力の主力を歩兵の小銃が担っていた頃の銃なんだと思う
自分や>>478の言うような軽量な小口径高初速弾より、実際の三八式実包が勝っている点は遠距離での弾道の安定性にある
1kmくらいの遠距離で中隊規模で制圧射撃をしたときは重くて弾道の安定する三八式実包は制圧力が高いはず
初活力が同じでも弾丸が軽すぎれば、野戦では制圧効果すら失う程弾は風に流されるんじゃないかな?
三八式の最大照尺2400mは明らかに個人が個人を狙うためのものじゃないし

「砲兵から見た世界大戦」っていう本によると1800年代末期から第一次世界大戦が始まるまでの間は、小銃の進歩が凄すぎて
一時的に戦場での歩兵の小銃による死傷率が、砲撃での死傷率を上回っていたらしく
普仏戦争、普墺戦争では全死因の70%が歩兵の小銃だったとある
その時代に設計された小銃はそれ自体が長射程、長銃身を是とする攻撃的兵器であり
一次大戦以降の取り回しや個人戦闘を重視する防御火器としての小銃とは違うみたいだ