>>618
> ここまで金かけて国産にしただけのメリットが無さ過ぎる

F-2開発で日本が自前の戦闘機開発能力を有したとアメリカに認識させることが出来たそうだから
そういう国際政治面のメリットという金銭には替えがたいメリットをF-2開発で得たと言えるだろう

仮にだが、F-2を開発せずF-16JでもF/A-18Jでもアメリカ戦闘機のラ国で済ませていたら
今度のF-3の日本主導開発はアメリカがもっと徹底的に妨害した可能性が高い

F-3開発にアメリカ政府筋からの横槍が入らないで日本主導開発と公式に宣言できるようになったのは
XF9-1という自前の戦闘機エンジンの目途がたっていることもあるが、それと共にF-2開発でアメリカに
「日本は自力で戦闘機開発する能力を身に着けてしまった」と認識させたことも大きい

まあその代わりに(つまり日本主導でのF-3開発に関して黙っててもらう代償として)F-35を明らかに必要数以上に大量に買ってあげる羽目になったけどね
F-35はこれから繰り返されるハード・ソフト両面でのアップデートの度に大金を巻き上げられそうだな


もちろん、F-2開発でオリジナルな設計をやった部分について、最初から正解(正しい設計結果)だけを与えられて作るラ国生産では分からない
「なぜ、こうでなければならないのか(正解が正解である技術的な理由)」という知識を得られたのは非常に大きい


F-2の機体単価はこのクラスの戦闘機の当時の相場からすれば確かにべらぼうな高値だと私も思うが
その機体価格には第4世代戦闘機設計技術習得料と戦闘機自主開発能力取得認定料が入っている額だと思えば
日本としては悪くないディールだったと言える