はやぶさ2 小惑星「リュウグウ」の撮影に成功
3月1日 18時05分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180301/k10011347921000.html
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180301/K10011347921_1803011856_1803011857_01_02.jpg

生命や太陽系の起源に迫ろうと、4年前に打ち上げられた日本の探査機「はやぶさ2」が目的地の小惑星
「リュウグウ」の姿を撮影することに成功し、およそ3億キロ離れた宇宙空間から地球に初めて画像を送ってきました。

平成26年に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた「はやぶさ2」は、地球と火星の間にある
小惑星「リュウグウ」に向かって秒速350メートルのスピードで飛行していて、現在、地球からの距離は、
3億キロに達しています。

リュウグウまでの距離は、残り100万キロに迫っていて、その姿を撮影することに初めて成功し、画像を地球に
送ってきました。画像には、太陽の光に照らされ白く光るリュウグウの姿が映っています。

はやぶさ2はことし6月から7月ごろ、リュウグウに到着し、その後、1年半の間に3回、リュウグウに着陸して
岩石の採取を行う予定です。

私たち人間も含めた地球上の生命につながる物質は、地球にぶつかった小惑星からもたらされたとする説があり、
はやぶさ2が持ち帰った岩や砂から水や有機物が見つかれば、生命の起源に迫れる可能性もあると期待されています。
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はやぶさ2は元気ですよ、と。