中国を狙い撃ちに鉄鋼製品の懲罰関税をかけるのなら欧州ですでに実施済だが、無差別にやって米国内の産業は大丈夫なんだろうかな。

つかトランプの支持基盤である、いわゆるラストベルト在住の皆様方を喜ばせたいのかわからんが、その期待に応えられる実力が当の産業側に残ってるんだろうか。

そう思って、とりあえず体力的にはどうかと国別の2017年粗鋼生産量を見てみると

1 中国 831,730
2 日本 104,661
3 インド101,371
4 米国 81,640
5 ロシア71,340
6 韓国 71,081
7 ドイツ43,560
8 トルコ 37,524
9 ブラジル 34,365
10 イタリア 24,041

中国バカジャネーノ、という実績だった。あとインドいつの間に。


まあ米国は本気出せば国内の需要量を賄うことぐらいはいまでも出来るんだろう。質は知らんけど。
こっちが値上げしなくても新日鉄の鋼板の調達コストが上がるんだから米国内のユーザーが気の毒ではある。