散布界の考え方はCEPと似て非なるもの
左右何メートル、遠近何メートルっていうだろ?
艦砲の着弾は敵の針路に対して法線方向に遠近、針路方向に左右をとる
精度の高い例だと左右はわずか数十メートルなんて事例も演習では記録している

例:長門 昭和12年度演習 射距離31100、遠近179、左右56

この例だと、左右56メートルは悠々敵艦の全長をカバーする
遠近179メートルのうち、敵艦の艦幅+高さで40〜50メートルくらいが命中判定になる
だから照準が合えば、斉射弾の3分の1〜5分の1くらいは有効弾になるわけ
つってもそれまでの試射もあるし実際の命中率が10%を超えることは稀



で、要塞砲も基本的には同じ考え方で射撃する
その中で、ゆうか氏が計算した30%つう命中率はやはりとんでもない精度

なお戦艦の命中率は、相手が戦艦であることが前提なので、
要塞砲の砲台面積から考えると有効弾は戦艦に撃つ場合の数分の1、
あるいは1割以下ということになる