架空艦を考えてみるスレ 2番艦
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>>25
自分で反論する言葉を持たないなら黙って唇を噛んで俯いていればいいのでは? 拙作からスレが盛り上がる契機位にはなったようで何よりです(呑気)
>>18
>中々背負式にできなかった理由ってバーベットの丈を高くできなかったからだったっけ?
背負い式配置への移行に伴うネックは、自分なりに調べた限りではかなり多岐に渡るようです
・仰る通り、バーベットの丈を高くできなかった説
当時の英式主砲塔は水圧ですので、高ければ高い程動力を行き渡らせにくい度合いが大きいハズ
いち早く前後背負い式砲塔に踏み切れたアメリカは電動油圧式だった影響があるのかも
・衝撃問題説
背負い式同士の発砲衝撃による悪影響はかなり大きかったようで
イギリス初の背負い式砲塔採用艦ネプテューンでも4、5番砲塔の爆風干渉問題があったり、
危ないので4番砲塔は5番砲塔直上の艦尾方向には発砲できなかったそうです。
なんせ、当時の英戦艦主砲塔は測距装置が砲塔上面に飛び出てますしね…
ちなみに、アメリカが背負い式配置に容易く踏み切れただろう要因の一つに
「当時まだ砲塔に測距儀が無かった」事も挙げられます。
尚、観測は船員が甲板上から行っており、戦艦サウスカロライナではそれで死人が出たそうです。
・被害分散説
「砲塔をくっつけ過ぎると一発の被弾で二基ともダメになるだろ」と言う懸念が叫ばれており
実際に背負い式配置の戦艦ではそういった被害を出した例も幾つかあり、間違いではありませんでした。
・トップヘビー問題
忘れてはなりませんが、戦艦の主砲はとてつも無く重いです。
前ド級戦艦の様式が固まる以前、
トラファルガー級戦艦は甲板上に旋回砲塔を置く為に低乾舷船体を余儀なくされ外洋航行に著しい支障を来たし
後続のロイヤルサブリン級では乾舷を高くし、露砲塔が船体内に埋没するような設計になり
漸くマジェスティック級で鋼板材質向上による砲塔軽量化によって甲板上に旋回砲塔を置く事が可能となりました
そんな重い主砲塔を背負い式に、高い位置に配置すると言うのは船体バランスを考えれば容易ではなく
イギリスは1911年にネプチューンで背負い式砲塔が一段低い艦尾方向のみだったのもその為でしょう。
あれこれ言いましたが、結論としては「当時の日本が自力でやるのは相当ハードルが高い」という事ですね イタリア艦で中央部の砲塔撤去して機関でかくしたやつあったな。
あ、カイオ・ドゥイリオだ 黎明期のド級艦の砲塔配置って結構面白いよね
ロシア(ソ連)みたく結局背負い式主砲配置を採用しないまま終わった国まである 前ド級戦艦が固まる前のすごい巨砲だったり不思議な配置だったりする装甲艦もおもしろい
ああいうふうにいろいろやりつつスタイルが固まってきたのかな? >>33
ドレットノートを目の当たりにしてド級戦艦建艦競争を始めたは良いけど、
運用に関しては割と手探り感がありました。河内なんて最たるものです
ドレットノートの登場以後でも
「装填速度の遅い大口径砲しか搭載してないのでは近接されて中間砲や副砲の速射で圧倒されるのでは」
という不安も強かったですし、逆にドレットノートにしても単一巨砲化し過ぎたきらいがあり、
12インチ砲のほかは7.6cm砲だけ、と言うスタイルはやりすぎと判断され、後の艦では10.2p砲になります
また、両舷同時対応や前後への志向数(初期の背負い式砲塔は下段の砲越し射撃が困難)を気にし
かならずしも中心線配置に拘らなかったりと運用についてはけっこう紆余曲折が見られます。
また、当時は主砲口径こそ統一しても射撃管制システムが確立されておらず、
最先端のイギリスにおいてもシステム化された射撃管制装置が装備されだしたのはオライオン級戦艦辺りからで
ライバルのドイツはまともな射撃管制装置がないままWW1において英戦艦と撃ち合っていたそうです
(代わりにドイツは射撃精度と数発づつの連続射撃による修正の速さで伍しており、イギリスも参考にし射法を改善した) そしてすべてが完成したころ、時代は航空機優位の方向へはっきり進んでいた訳で(´・ω・`) ドレッドノートの就役からジュットランドまで10年もかかってない
何はともあれまず造れで、造ってる間に陳腐化してく恐るべき時代でもあったんだよなぁ
ところでイギリスの影響というと造機関係やら砲塔構造も気になる
細かいとこだと中小口径火砲もまだ自力開発できない時期
早い内にクルップ系に置き換わってくのか、頑張って新規開発する方に行くのか、この時点の火砲を使い回し続ける道を選ぶのか 地中海つか、スロベニアからクロアチアのリアス式海岸が母港で海峡の対岸は敵地だし、でかすぎるフネ作ってもどこでドック入りすんのって話が(´・ω・`) テゲトフ級はかっこいいけど、これなら連装砲4基でも良かったじゃんて思っちゃう
ドイツ式に砲の間離した形でさ >>36
砲塔や機関については売却自体はしてもらえるものとしてます
(これすら無理だと特にタービンが確保できず当面戦艦が建造できなくなりかねない)
製造技術指導はしないよ、と言う程度ですので後々に影響が出ても当面は買って済ませられるので変化は少ないです
ただ、新機軸のモノに関しては売り渋られても仕方ないでしょうね それでは先の金剛型の続き。「史実の扶桑型戦艦って傑作なんだな」と思える話。
「史実の扶桑型戦艦って傑作なんだな」と思える話。
――扶桑型戦艦――
当初、扶桑型戦艦は国産戦艦の性能の出遅れを挽回すべく、英国ヴィッカース社に依頼し
最新の建艦技術を習得しようと言う動きがあったが、契約は成立しなかった。
時期的に仮にこの時点でヴィッカースに発注していた場合、確実に接収されていたことを考えると
後世の目線では不幸中の幸いだったと論じられる事もあるが、
いずれにせよ、英国の優れた建艦技術を習得するという目論見は頓挫し
結局主砲を購入、これを武器にした最新鋭戦艦を独自に建造することとなった。
扶桑型戦艦「扶桑」 起工1912 竣工1916
常備排水量29,500t 船体190×29.7m
最大速力 21.0kt 40,000HP 直結タービン2基4軸 混焼缶24基
45口径34.3cm砲 連装 6基(毘式34.3cm連装砲)
50口径15.2cm砲 単装16基
40口径 7.6cm砲 単装 6基
53,3cm魚雷発射管 単装 6基
舷側 152−254mm、砲塔254mm
英国から提示されたのは、トルコへの輸出戦艦用に設計されていた34.3cm連装砲MkY。
購入自体はスムーズに決まったが、難航したのはの主砲の配置についてであった。
当初は最も効率の良い全主砲中心線背負い式配置にするつもりだったが、
そもそもこの時点で日本は背負い式配置を取った戦艦の建造経験が全くなく
いきなり全主砲中心線背負い式配置かつ世界最大級の戦艦を建造する、と言うのは誰が考えても無謀だった。
かと言って挑戦しなければ何時まで経っても背負い式配置を実現出来ないし、砲数も12門を確保したい…結果として、
後部砲塔のみ背負い式にし2基、背負い式砲塔の後ろに1基、前部砲塔1基、船体中央に梯形配置で2基という
特異な配置を選択することとなる。超12インチ砲を搭載しながら中心線配置を取らなかった事により
河内型戦艦と同様に聊か半端であると内外から論われ、「準超弩級戦艦」と揶揄されることとなる。 吊るしの戦艦売ってもらえる状態なら逆に戦艦・巡戦の売り込みが激しくなりそうな気もする
(特にビッカーズのライバル、アームストロング社がチリ戦艦と同等の14インチ砲搭載艦を…)
で、WW1開戦で全部英軍お買い上げ日本に回ってきません状態┐(´ー`)┌
そうはならないんだろうけど、今後に期待してます 書いてる内に進んでたw
その世界線では比較対象が英軍の15"やチリ戦艦の14"砲だから大失策扱いなんだろうけど
実は13.5"Mk.6は金剛から日向までの主砲とほぼ遜色ない傑作砲だよね
ダメっぽく見えて結構良い兵器混ぜてくる辺りツボ突いてますな チラ裏
史実より主砲口径が小さい上に性能が下がってるフシがあるのは、居住性改善・・・な訳が無く
単純に設計上の無駄が増えたり、装甲配置が史実以上に散漫になっているためです
当然ながら、煤煙が酷かったり発砲衝撃で何かが故障したり操作性が悪かったりと
史実扶桑型での様々なトラブルが二倍三倍となって押し寄せてくることでしょう。
・工期
史実扶桑は1912年3月起工、1915年11月竣工です
但し、史実のように2万6千t級の金剛をステップにしないまま史実通り3万t級戦艦を建造する事になり、
またイギリスから建造指導も受けて居ないので間違いなく史実より遅れるでしょう。
よって大雑把に半年ほど遅れるとします。勿論工期が嵩むとコストが増大し、更に後続艦建造も遅れる事に…
建造遅延で何人自殺することになるだろうか…
・主砲について
日本の為に14インチ砲を独自開発?いやいや御冗談を…
時期的にも史実金剛の時より出遅れているのでタイミングを逃しているというのも大きい。
ちなみにあくまで購入、国産化については鋭意交渉中と言った段階です
・砲配置
欧米列強でも全主砲背負い式配置設計がやっと一般化する頃なので、出遅れた日本に史実扶桑の配置は荷が重すぎました
史実扶桑型の2番砲塔がなく、3番砲塔の辺りが両舷梯型配置になっている、といった配置です。
史実扶桑より弾薬庫が分散され防御が怪しくなり、非効率なので主砲が一回り小さい分もここに食われてしまいます。
また、舷側主砲がある関係で船体は太く短くなり、その分速度も低下しています。
・FCS
英国からの情報提供が無いので方位盤射撃装置の開発が大きく出遅れており、
(史実では1912年に英国が戦艦サンダラーにて搭載実験を行った情報を基に、研究着手)
当然この扶桑型戦艦には搭載されていません。欧州大戦時に駐在武官が情報を得て、何とか大正最終世代に間に合うかな?
当面射撃指揮所では計算自慢が一生懸命計算尺をぶん回すことになります
史実扶桑は失敗だのなんだの言われますが、幾ら英国の援助があったとは言えこの間まで河内型作ってた国が
作った戦艦としては、物凄い成功作だと思います。 ジュットランド海戦前の戦艦だから、砲塔の天蓋とか
装甲が薄いんだろうな。 >>42
極端、出来合いを買うだけならばもうちょいマシな戦艦になります
多分今回の扶桑を作るよか、レシャド5世級相当買った方が余程良いでしょう。エリン同様になる可能性がありますが
ただ当時の日本は国産化に拘ってますからね。その兼ね合いで微妙な艦が作られます
史実扶桑もその流れで出来たモノであり、その状態で英国から技術提供を渋られると苦戦は免れないかと
>>43
まぁなんのかんので当時最先端の英戦艦系の技術ですから本当の意味でゴミにはならないんですよね
第三次日英同盟が切れて購入すら支障を来たす状況になっていたら、この頃でも低速12インチ砲艦しか選択肢はないでしょう。 >>46
ここまで海軍としては満足出来ない状態が続くと、戦略方針の修正が入りそうだけど、艦隊計画はこのまま史実をなぞる形で行くのかな? >>47
この物語のスタート時期からして’海軍の仮想敵は米’の方針でしょうから、
もうちょっとの間は史実をなぞる方が自然な感じはしますね。 史実でもかなり差が開いた1912年頃のド級戦力は
日:河内型2隻
米:サウスカロライナ型2隻、デラウェア型2隻、フロリダ型2隻、ワイオミング型2隻
と、絶大な格差があったにも関わらず対米主戦方針に変更があったという事も無いです
この頃の格差に比べれば、金剛・扶桑型の性能が下がった程度でもよっぽどマシな戦力差です
戦略転換などの提供は、一息つくまで(軍縮会議終了後辺りまで)無いと考えています。 >>49
了解です。確かにまともな(?)弩級戦艦がいるだけでも、実際の河内型二隻だけよりましですものね。 970氏の仮想世界で、大戦後の軍縮会議がどうなるかも興味あるな。
史実に比べて日本戦艦の実力が大きく劣る世界だし。 タイガーがどうなったかも気になるね
仮にライオン級として建造されたら軍縮下で残される方に回らなかった可能性がある、程度の話だけど ふと思ったんだが970世界のワシントン条約では枠的に安芸か鞍馬・伊吹が残る可能性もあるな
排水量枠は大量の前弩級あってのものだから、向こうも対英米5割とかまでは締め上げきれないだろうし >排水量枠は大量の前弩級あってのものだから、対英米5割とかまでは締め上げきれないだろうし
色々間違ってんぞ
排水量枠はあくまでド級戦艦の保有数から割り出したものだし、6割7割論も日米のド級戦艦保有量から出た話
元より日本が対米5割しか持ってないのに6割求めたって、締め上げるどころかただの駄々でしかない。 >>54
日米だけで見りゃそうなんだけどさ、それなら史実で英vs米が対等ってのもおかしいんじゃない?
ワシントン条約の結果で弩級艦以降(超弩級艦以降でも)で最大戦力持ってたのはどの国だっけ?
それで英が対米対等で了解したのは、日の脅威があったからじゃない?
日本戦艦の実力が史実より大きく劣ってたら、英:米:日3国すべての合意される比率に影響でるよ。
単純に当時の弩級艦以降の比率で決まるもんじゃない。 >>55
>ワシントン条約の結果で弩級艦以降(超弩級艦以降でも)で最大戦力持ってたのはどの国だっけ?
どうみてもイギリス
英は全て38センチ砲以上、アメリカは36センチ砲以上(しかも45口径36cmも混じってる)という質的優位は確保させているんで
主砲口径の換装も条約で禁止にしているから英優位が揺るぐ事も無い
その他諸々内容的にイギリス優遇の条約
比率ではアメリカに譲歩してるってだけで、総合的にはイギリスはアメリカより優位に立とうとしている >>55
>ワシントン条約の結果で弩級艦以降(超弩級艦以降でも)で最大戦力持ってたのはどの国だっけ?
そりゃどう考えたってイギリスですよね。
けどイギリスは当時完全に国力的に限界を露呈していて、
ワシントン会議当時大量の16in砲艦を起工していたアメリカに追い抜かれるのは時間の問題でしたよ?
だからこそ、現状の英国の優位をアメリカの未来の優位と差し引きして対等でナシを付けたわけです。
はっきり言って、当時のイギリスは日本を脅威になんて感じてないし、むしろこの時でも同盟の筋を通してます。
陸奥存続にはイギリスが条件付きで賛同したから辛うじてなし得たたことです。 ワシントン軍縮条約、ロンドン軍縮条約ともに
日仏伊(仏伊はロンドン条約は部分承認みたいなかっこになってますが)を巻き込んだ英米間の条約、的な部分はあります
イギリスとしては懐具合的に、できればもう新しいデカブツは作りたくないし、今持ってる大量の戦艦は処分したい、でも他国に負けてはいけない
アメリカも過熱気味の建艦競争は何処かで歯止めを打たないといけない、まあイギリスと同条件なら手打ちで良いか
こんなんだからワシントン条約で一旦大量の前弩級艦、弩級艦を廃棄した後も建艦競争は続いてしまうわけです
英米の対立はかなり仲が改善されたはずのロンドン条約においてもA級・B級巡洋艦の線引きを巡って紛糾し、日本が仲裁に動いたという話があるくらいには深刻でした
アメリカとしては勢力圏がガチで被る日本の存在は無視できない要素ですから、日英同盟は解消させたい
実のところワシントン条約で一番痛かったのは二国間同盟を解消させられた点だと思うですよ
次点が台湾の要塞化禁止かなあ…
なお英国との関係は結構後引きで、技術提携的な視点ではロンドン条約の手前くらいまではまだかなり良好でした
大和の初期案でしつこくネルソン型の主砲配置が出てくるのがその名残(というか設計図見てたから…)という説もあります
ちなみにワシントン条約の保有枠に弩級艦の単純な保有量は関係してない、というかあくまで現役の「主力艦」が対象になってます
保有枠が日伊に対して甘かったのは、弩級艦以前の戦艦を多数保有していた影響もあると思われます
ていうか日本て弩級艦ひとっつも廃棄してないですし
ロンドン条約ではワシントン条約で残った戦艦を更に整理したわけで、これは良くも悪くも残った弩級艦の数が争点でした >>55
そういうまず日本ありきの見方自体が子供じみてる
日本の脅威を抑えるために米英がスクラム組んでたとしたら、陸奥なんて100%廃艦だって分かるだろ普通
日本を本当に苦しめたかったら陸奥潰す代わりに保有量を日本の望む限りに引き上げてあげるだろうね、経済的自滅が早まるだけだし。
その手の独善的な見方で言えば、アメリカは日英vs米の構図で不利な条約だと考えていた位だ
>単純に当時の弩級艦以降の比率で決まるもんじゃない。
じゃあ何で決まるの?少なくとも日本の希望する保有枠でないのは確かだが。
「最大戦力持ってたのはどの国だっけ?」なんて何のつもりで聞いてるのか知らんが、
それで対日英比率なんて持ち出されて一番困るのは日本じゃないの? だな。日英組まれたら圧倒的不利だぞとアメリカ国内が轟々としてる中、静かに条約をまとめた日本代表団にスティムソンが感銘を受けて、
日米開戦後は、あの時の経験があるから日本にはまともな政府が本来存在する筈なんだという認識になるとゆー… >>59
では君は970さんの架空世界のワシントン会議はどうなったとみる?
そこに言及できずに人を批判してるだけ?
まあ草生やさない程度の知性はあるようですが。 >>61
いよいよ荒らしであることを隠す知性すら枯渇しだしたな
970さん世界をどうなったとみる、って?扶桑型までしか判明してない段階で言えることなんてないだろ
まして「批判してるだけ?」って、批判だけの上にネタ潰しになりかねない話しだしたお前がどの面下げて言ってんだ? 抗争を膨らませ過ぎてまさかの二部構成化。
――伊勢型戦艦(前編)――
当時の艦政本部で流行語大賞があったとしたら「扶桑はヤバい」が優勝だったであろう。
設計の拙さにより、主砲口径の差を持ってしても米ワイオミング型にすら勝てるか怪しい出来であり、
まして米国は既に4隻の36cm砲艦の建造を決定、帝国海軍の焦りは非常に大きかった。
更に言えば、同盟国の指導も受けられず巨艦建造技術が確立する前から、
前級よりはるかに大きい世界最大級の巨艦建造に踏み切った当然の帰結として、
造船所からは多種多様の問題が報告されており、そのヤバい性能の発揮すら不安視されていたのだが
そこは二の次にされていた辺り、当時の帝国海軍の雰囲気が伺える。
しかも上層部からは「もっと強い戦艦を作れ!」一点張りであり、小手先の変更では追い付かなくなりつつあった。
いっそ英国に戦艦を作ってもらえば、という提案も当然上がっていたが
なまじ既に世界最大級の戦艦を起工した実績?もあり、また海軍外からも「戦艦は国内で!」と言う声が強かったと言う。
そんな状況で出てきた案だったが、実現すれば起死回生の一手となり得るものであった。
伊勢型戦艦1914計画案
常備排水量29,500t 船体202×28.7m
最大速力 22.5kt 40,000HP 直結タービン2基4軸 混焼缶24基
42口径38.1cm砲 連装 4基(毘式38.1cm連装砲)
45口径15.2cm砲 単装20基
53,3cm魚雷発射管 単装 6基
舷側 127−305mm、砲塔305mm
扶桑型からの経験により漸く背負い式配置の設計もモノになりつつあったが、
それを抜きにしても、砲数確保のための漫然な武装配置による脆弱な防御では頑健な米戦艦に勝つのは難しい。
そこで英国で現在建造中である最新鋭の38cm砲戦艦、これに採用されている主砲を購入し搭載する事で
砲塔数を減らしつつ効率の良い武装配置を実現し、米戦艦を超越しようと言うのだ
34.3cm砲を購入してそう間も無い話であるが、
国内生産が実現せず買い切り止まりだったからこそなし得る決断であったとも言える。 なお、前方背負い式配置採用に際して艦首方向のバランスは英戦艦を強く意識し設計されており
キング・ジョージ5世級戦艦を観察し内部を類推しながら作られた物であったとされるが
前部背負い式砲塔を支える艦首浮力を得るべく、艦首水線下部が前方にせり出している英国式の艦首構造が
取り入れられていなかったり(停泊時の観察のみであったために気付いていなかったとも言われる)不安な面もうかがえる。
ただ大口径砲採用による主砲配置のシンプル化により攻防性能が大幅に向上し、建造中の米戦艦を凌駕するポテンシャルを秘めていた。
が、海軍のみならず日本全体を大きく揺るがす大事件が二つも発生する。
欧州大戦の勃発と、そして1914年夏、戦艦用主砲等の契約に伴う贈賄が発覚。後のシーメンス事件が勃発する。
欧州大戦の勃発に伴う予算増額に浮かれれていた海軍は冷や水を浴びせられることとなる。
その顛末は置いておくとして、こと戦艦史においては伊勢型戦艦の命運を大きく狂わせることとなった。
・チラ裏
ぶっちゃけ劣化R級戦艦。
より船体が大きいですが、性能の悪いボイラーを大量に突っ込んで馬力を稼いでいるので特に余裕はありません。
この通りに作ると、艦首部の浮力が乏しく航行に支障が出そうですが、それでも史実伊勢より強いかも
しかし事件により・・・どうなる次回!(鋭意制作中) ところで最近程度の低い単発ageがクダ巻いてますが、正直勘弁してほしいですね
展開予測と言うより根拠に乏しい展開強制に近い話をされてもこっちも困りますし、正直言って妨げにしかなっていません。
それ以外の中身のある人のレスに関しては参考にさせていただいています。
(口が悪いのは承知の上ですが、それだけ不快に思ってる事も理解していただきたい)
あまり軍縮会議の事までは考慮していませんでしたが、「970さんの架空世界の会議では」と言う話なら
私の回答がそのまま真実という事になるでしょうから結論を言わせていただきます
「間違いなく、日本保有枠の対米比率は低下します。」
軍縮会議が史実通り推移すれば米ヒューズ代表の冒頭の提案により軍縮の方向は
「建造中及び老齢艦を廃棄し保有量削減し、現時点の主力艦保有量を基準とした保有枠を設定」
と言う流れがほぼ踏襲されますので、日主力艦の保有数が減ればそのまま日本の比率は減るのは当然の帰結でしょう。 ×日主力艦の保有数が減ればそのまま日本の比率は減るのは当然の帰結でしょう。
〇日主力艦の保有量が減ればそのまま日本の比率は減るのは当然の帰結でしょう。
数は減らないですね(河内型生存とすればむしろ増える)、失礼しました >>64
悪いけどこの伊勢型は無いな。扶桑型が>>41だったらこれに変える意味が無い。 >>68
そこまで仰るなら、どう「無い」のかちゃんと説明どうぞ。
まともに説明も無いのでは貴方の話は聞くだけの「意味が無い」
大体、文脈を正しく読み取っていただけていれば、
この案に「無い」という事自体に何の意味も無い事が分かる筈なんですけどね >>65だけ読むと「970氏時系列間違っとるw」とか言われかねないので解説
・シーメンス事件
海軍史上最大の醜聞の到来です。
本事件は世界最強クラスの戦艦(金剛)を極東の英同盟国が保有することに
危機感を覚えたドイツがかかる贈賄を漏洩した、と言うのが経緯です
ところが今回、金剛はドイツがビビる謂れもないショボショボ艦ですし国産なのでトリガーになりません
よって、ここでは38cm砲発注に危機感を感じた、という事にします
その関係で、シーメンス事件の発覚自体が半年ほど遅延することになります。
もっともドイツが仕掛けなくても、当時海軍の贈賄度合も中々なので、
(海外企業から受注謝礼を貰って担当の懐に入れるのが恒常化していた)いずれ露呈しそうなもんですが…
重要なのが、遅延の結果発覚が第一次世界大戦勃発より少し後となる点。
史実シーメンス事件は第一次世界大戦と言う特大イベントの勃発により
「それどころじゃない!」という流れもあって早期収束と相成りましたが、
事件発覚が第一次世界大戦勃発後、となるとこの手が使えず、かなり尾を引くと想定します。
結論としては、より大きく予算の煽りを受けたり建艦計画が遅れる、と言った感じです。
つか史実の大戦勃発とシーメンス事件のタイミングは日本戦艦史上で見ると異常に良タイミングです
大戦勃発までに戦艦を購入し技術指導を一通り受け国産に成功、そしてシーメンス事件で上手いトコ
国産設計を見直すタイミングを作っているようにすら見えます。
しかもシーメンス事件で海軍を清浄化し、大戦勃発でさっさと〆る・・・転移者の仕業かな?
逆に、この辺りのタイミングが狂うとガタガタになる訳ですね
この時点で伊勢型そのものを英国に発注すれば改QE級が出来ると思いますが、ボッシュート確定ですね。 なるほど、この伊勢は現時点での「こうなったら良いのにな」なんだね
本命はなかなか凄い事になりそうだw
ところで970さんよ、あんましクズに関わるもんじゃねーぞ?
まともに相手にしたってまともな反応が返ってくるわけじゃないんだし。
>>68とか自分の軍縮予想を全否定されて悔し紛れで噛みついてるのが丸出しだしな
「>>41扶桑だったら伊勢はこうなるべき」なんて案を真面目に考えてるとは思えん 大戦発生後にジーメンス事件が発覚するなら、名前もヴィッカース事件になってそう いよいよ伊勢型の登場と聞いてワクワクしとります
どんな奇天烈な(失礼)戦艦に成るのか?
史実では扶桑と同時着手か1年遅れに成るはずの山城がゴタゴタで出遅れ
その影響で伊勢や長門は登場時からかなり近代化された姿になってますが
技術輸入の道が絶たれた上に1隻余分に造ってるこの世界だと期待大…げふんげふん期待薄ですなあ
>>67
冒頭で香取が沈没してるから「主力艦」数は差し引き0かも?
ああ、WW1中の爆沈事故だから河内だけでなく筑波も助かるのか…それだと1隻増ですね >>72
時系列が変わるとそういう変化がでる物なのかな
例えそう呼ぶのが正しい流れになったとしても、対面上シーメンス事件になるんじゃない?
史実でも本来はヴィッカース事件と呼ぶべきような内容だけど、そうならんかったし
ヴィッカースの顔に泥塗るような事は極力避けるんじゃないかな
まして今回の970氏の話だとヴィッカースを怒らせてここまで事態が悪化してるので
これ以上やらかしたら本当に付き合い切られかねないと思うの >>74
大戦開始後に事件が発覚しているならもうドイツと開戦しているんで、シーメンス社の贈賄疑惑が拡大しない。
するとストレートにヴィッカース(か代理店)の贈賄が発覚することになるのかなと思って。 >>71
そうですね、お話は大人とだけにしておいた方が良いですね。
>>73
>どんな奇天烈な(失礼)戦艦に成るのか?
楽しみ方を理解していただけているようで何よりです。
>冒頭で香取が沈没してるから「主力艦」数は差し引き0かも?
(まさか冒頭を忘れてたなんて言えない)
・ヴィッカース事件?シーメンス事件?
一応今回はシーメンス事件で(無理やり?)通す事にします
これ以上ヴィッカースの体面汚して事態が悪化して関係打ち切られると
変な、どころか超弩級戦艦の建造自体がほぼ不可能になりますしね 仮にヴィッカースと下手うって英国からの購入が途絶えると
読む限り国産化してる主砲が無いから、他から買わなきゃならないんだなコレ
欧州はどこも無理だから・・・アメリカ位しか取引先が無いな(汗 そこから否が応でも対米協調「せざるを得なく」なったら、大日本帝国の進路としてはベストだった気もするな、マジで。
航空機ではDC-3とかA8V1とかで開戦直前まで取引があった訳だし、艦隊派がぐだぐだ言わなきゃ植民地門戸開放で30年代に日米協調路線が取れてた気がかなりする。 >>77
45口径30cm砲は呉海軍工廠で製造してるからその拡大で巻線砲の砲身・砲尾の開発生産はできるはず
この世界の金剛型の30cm砲も呉が供給元でしょう
ただ、最大の砲身供給元となるはずの日本製鋼所室蘭工場の新設備が多分稼働してない(汗
あそこは毘社から技術指導受けるまで戦艦の主砲製造とは無縁だったんですよ >>79
そりゃあ30cm砲ならあるだろうけど、今更使えないっしょ?
どう考えたって重厚な米超弩級戦艦に対抗できる代物じゃ無し
米への対抗を考えなくて良い、って話だったら戦艦なんてこれ以上要らないって話になるだろうしな
当時の日本工業の性質(ライセンス意識が皆無)を考えると、この日本も買った現物の34.3p砲から
リバースエンジニアリングでの国産化をたくらむ事位はまずやってるだろうけど >>80
えーと、何がご不満かよくわからないのでぼやけた返答になりますが
30cm砲とそれ以後の砲の砲身で製法的に大きな違いはないですし
最悪、構造そのものを変えずに大型化することで更なる大口径砲身の製造は可能でしょう
若干問題があるのは製造工程そのものではなく砲身加工前の鋼塊の方です
これは日本製鋼所が稼働するまで輸入頼みでしたが、史実では金剛型の後期から自前供給が始まっています
但し、ビッカースから来た技術者の指示通りにやったら歩留まりが悪化したというエピソードもあり
また削ってみたらビッカースから買った輸入材料のほうがNG率が高かったりと苦労してます
よって自力で試行錯誤を繰り返したとしても製造に漕ぎ着けることは可能でしょうが
77でも書いた通り日本製鋼所への投資やら毘社からの技術協力が史実通りとは限りませんからなんとも言えないところです
まあこの辺は作者さんの匙加減だと思いますので
米国からの買い付けに走らない可能性もまだあるよということです >>81
>最悪、構造そのものを変えずに大型化することで更なる大口径砲身の製造は可能でしょう
時期の問題は無視できないと思うよ?
そりゃあ理屈で言えばそのままスケールアップすれば大口径砲の出来上がり、だけど
本当にそれだけだったら当時の英以外の列強が大口径化に後れを取ってた理由が無い
ロシアは36cm砲の製造に失敗してるし、フランスは大口径砲開発に遅れ4連装砲塔による多門化に走ったし
イタリアも競争に追いつく為、カラッチョロ級の主砲を英国から購入する予定だったしね >>83
まあ、そう決めつけずに待ったらどうですかね
私から言えるのはここまでです 皆さんの議論を読みながら右往左往しつつ加筆修正に勤しんでます。
考えれば考える程知るべきことが増えるぞコレ(´;ω;`) あくまで聞いた話なんで、どこまで信じて良いかは知らないんだが・・・
大口径な大砲を作る場合、その素材を用意すること自体が
かなり大変なんだとか。 >>81の書いてるインゴットだな。
14インチ砲用の国産インゴットは扶桑の砲身から。それまでは輸入品。(ソースは学研「伊勢型戦艦」の国本御大の記事) んで、国産インゴットを作ったのは日本製鋼所。北海道炭鉱汽船50%、アームストロングとビッカース各25%の共同出資会社。
英国二大造船企業の過剰に見える手取り足取りは概ねこのニセコが原因。
ニセコの設立は1907年11月1日。稼働開始が翌年1月。1907年7月には設立のための同意書が取り交わされている。
国本御大の記事によれば、この内容が物凄い。
・英両社はニセコが必要とする全ての技術者を日本に派遣する。
・両社の特許でニセコが利用できるものは全て無償で使用できる。
戦艦爆沈事件があっても出資額と約款に縛られて関係はずるずる続いていたのか。
それとも体よく切られてしまっていたのか。日本製鋼所の運命やいかに。 これ以上考えても自分の脳みそでは無理だと痛感。てか明日も出勤なのに・・・
――伊勢型戦艦(後編)――
シーメンス事件の発覚。内閣辞職など非常に大きな政治事件であったが、
ここで語るべくは兎に角予算計画に遅延を来たしたことであろう。
しかし伊勢型戦艦により大きな影響を与えたのはその少し前の欧州大戦の勃発であったともされる。
英国より15in砲受注キャンセル―海軍内では現在紛糾中の某事件発覚より衝撃が起こった通達だった。
理由は「欧州大戦勃発により供給余裕が無くなった」至極当然なものであったが
何せ当時の日本が自力で作れるのは30.5cm砲までであり、それ以上の大口径砲については
現物の毘式34.3cm砲を解析しつつ試作されていたが
ついこの間、亀ケ首にてその成果である三年式36p砲が数発の射撃試験であっけなく破裂したばかりであった。
戦艦用の主砲が無くなる、と言う未曽有の事態に帝国海軍は慌てふためき、英関係者に形振り構わず泣きついた。
こうして交渉の末、海軍の英国へのより前向きな戦争協力を約束させられてまで辛うじて得られた成果が
「34.3cm砲及び連装砲塔のライセンス生産権及び一部現品と製造部品の売却」であった。
構ってるヒマは無いからそちらでどうにかしてくれという話でしかなかったが、それでも辛うじて戦艦は建造可能となった
しかし伊勢型の設計は振り出しに戻ってしまったのである。 結局戦艦伊勢の起工は長引くシーメンス事件の影響によって大正5年初頭にまでずれ込んだが、
そんな最中にもアメリカは36cm砲12門艦の建造を次々に始めており、
軍令部からは「建造中の米戦艦に優越、最低でも拮抗する砲火力だけは絶対に確保すること」と念押しされていた。
となると、34.3cm砲では12門ですら不足と言う事になる。
そして34.3cm砲の大量搭載方法にあたり砲塔の多連装化も協議されたが、
三連装砲はほぼ一からの再設計となってしまい、連装砲のライセンス生産すら端緒についたばかりの中では無謀過ぎた。
(と言うかシーメンス事件での遅延が無ければライセンス連装砲搭載すら間に合わないようなギリギリのスケジュールで敢行している)
四連装砲は連装砲架を2基連結する構造にすれば設計問題こそまだマシであったが
連装砲塔ですら初搭載の扶桑が各所で問題を起こしていたにも拘らず推定1,200tにもなる砲塔は
明らかに手に余る規模であったために、結局これも断念された。となると…
伊勢型戦艦「伊勢」起工1915 竣工1919
常備排水量30,200t 船体215×28.2m
最大速力 22.5kt 40,000HP 直結タービン2基4軸 混焼缶24基
45口径34.3cm砲 連装 7基(三年式34.3cm連装砲)
50口径14.0cm砲 単装24基
40口径 8cm高角砲 単装 4基
53.3cm魚雷発射管 単装 6基
舷側 127−254mm、砲塔279mm 最大の特徴は、米新戦艦の36cm砲12門に対抗すべく搭載された、連装7基14門の34.3cm砲である。
艦首部に背負い式砲塔が2基、前檣後部に後ろ向きに背負い式砲塔が2基、
そして艦尾部にピラミッド式に三つの砲塔が搭載されている。
つまるところ英戦艦エジンコートの設計を参考にし、3、4番砲塔を背負い式にした物だった。
先の扶桑型からすれば大幅に洗練され、ようやく全砲門を片絃に指向出来るようになり
火力面は確かに米戦艦にも対抗できるほど強力なものではあったが、
砲塔数の増加はすなわち防御区画や弾薬庫の増加であり、防御面の問題は益々酷くなっている。
また、防御を補うべくせめて速度はより高速に、と機関構成を一新する予定だったが
搭載予定だった新型缶がトラブル多発で採用出来なかった事により機関性能の改善が不十分となり燃費もほぼそのままだった。
速度は船体長の増加と重量増の差し引きで扶桑型と同等にとどまり、
燃料搭載スペースの削減に失敗した事はこれもまた防御の悪化につながっている。
缶を前部に集めた事で中央部にあった煙突を前部煙突に寄せる事が出来たは良かったが
7基もの砲塔を中心線上に載せる為に2本の煙突は前橋楼側に押し込まれ、特に前部煙突はほぼ前橋楼の真下に位置する。
結果として斉射時には艦全身が砲煙に包まれ、そうでなくとも艦橋は常時煤煙に包まれる事となった。
あまりの視界不良ぶりと主砲が多すぎる事により、英国式の統制射撃技法がほぼ使い物にならず
射撃成績も劣悪、片舷10門の扶桑と大して変わらないという悲惨な状態が長く続く事となる。
こうして惨憺たる評価な伊勢だったが、長大で沢山の砲塔を並べた姿により国民の人気は高かったとされる。 チラ裏
技術導入が遅れたにも関わらず、強力な米戦艦群に対抗しようとしてグダグダになっていくの図。
対米戦備を考慮しなければ、英34.3cm砲戦艦を模倣した無難な10門艦を作ってよし、ですが…
扶桑型の時に史実以上に問題が噴出し苦労しているので、フネとしての問題点は許容範囲に収まっていますが
明らかに過剰な主砲塔のお陰で防御はメタクソな物になっています。
史実で扶桑から伊勢に進化した際のアプローチ(機関部の整理、第3、第4砲塔の背負い式化)
を同様に取り入れていますが、無駄に砲塔が増えた事で帳消しとなってしまいました
副砲増しになっているのは、砲塔を増やしてもなお火力に不安があり少しでも・・・となった焦りの現れ。
主砲塔増に加え副砲も無駄に増えたお陰で、居住性は史実伊勢より悪化。船体が多少伸びて無ければどうなっていた事やら
煙突配置はかなり無茶な事になってますが、まぁ英オライオン級よりゃマシです
・暗黒紳士ブリテン人
まぁ、購入代金を既に戴いてたのにトルコ人を銃剣突き付けて叩き出して戦艦接収したライミーですから
38cm砲の代替を一応用意してくれただけ有情。
もっとも戦争でそれどころじゃないと言うのは事実でしかないですし、
冒頭の香取事件のように汚名着せられても敵わないので手を引こうとした、と言うのもあります
ともあれ一見イギリスが戦争協力と引き換えに気前よく技術移転してくれたように見えなくもないですが
ごく僅かな技師を送った他は設計図やるから自分で作れ状態、
後は各種部品も38cm砲移行に伴う不用品売却に過ぎず、ほぼ濡れ手に粟で日本から条件を引き出しました。 ・主砲
当たり前ですが三年式36p砲は実寸です、48cmとかじゃありません。
破裂前提で限界口径で作っていたアレと違って米36p砲に対抗すべく採用前提で作った砲であり、
あっさり破裂したことによる海軍内のショックはかなり大きい物でした。
それでも自作の試みをしていなければ、34.3p砲にしても到底搭載に間に合うようなスピードで作れなかったでしょう。
普通ならせめて3連装砲塔を組み合わせる所で混載にするか結構悩みましたが、スケジュール的に不可能と没に
・機関
史実の伊勢は扶桑から缶を宮原式からロ号式、機関を直結式からパーシャルギヤード式に改め
出力と燃費がどちらも1割前後増加したようですが、
缶はロ号の開発遅れ、機関はイギリスが最新式タービンを出し惜しみした事により殆ど改善しておらず、
ほぼ史実扶桑と同様の構成を、史実伊勢型同様に配置し直した程度の物になっています。
以上、おやすみ! なんか凄いの来てるw
伊勢とエジンコートと紅茶を混ぜ合わせて技術を引いたってとこか
確かに火力は一応凄いけど、これ運用するのめちゃくちゃ大変そうだ
これ読んでから調べたけど、オライオン級って煙突が前檣より前にある奇怪な構造してるんだね
前檣トップがどう考えても航行時にスモーク料理作りたくてやってるような位置にある
なんにせよ大作乙 乙っす。
オライオン級も扶桑も司令塔の真下に缶室があるから。
船としての排煙効率優先で考えるとオライオンに、兵器としての砲撃指揮優先で行くと扶桑になる。 >>96
なるほど
けど、その辺の配置による機関効率を考えると、
伊勢型のように缶と主機を大きく離した配置にするのも結構効率悪いのかね?どう蒸気を送るにしても主機に行くまでに熱が多少逃げる筈だし
その割には史実の伊勢型にそこまで悪影響があったって話は聞いた事無いけど >>97
熱効率面では中央部の砲塔群は悪手。しかしそれを言ったら司令塔下の缶も離れ過ぎで効率は悪い。
蒸気効率低下には目を瞑って遠いところや狭いところに缶室を置かざるを得なくなった。
そこで射撃の統一指揮への悪影響とやらで、更に排煙効率まで忍んで煙路を曲げざるを得なくなった…と見るべきでは。
腹の中缶室で一杯、しかも建造している間に陳腐化していく時代だからこそのグダグダ感。 なお、伊勢型は扶桑型と比べて缶を一新している。
熱効率の低下は力技で補ったと言えなくもない。 :::::::::::::::::::::``ヽ
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09058644384 エジンコート擬きになってしまった伊勢型だけど、戦間期の改修があれば結構化けてくれそうな気もする。 皆さま感想どうもです。
>機関配置による効率
機関構成自体はこの伊勢は扶桑とほぼ同じなので、ここは少々気になる所でした。
煙突が砲塔群によって前方に押しやられているので、結果として煤煙効率は向上してそうですが
主機と缶が離れる事による熱量低下による影響は中々難しいですね
かと言って主機も後部に置かないと動力シャフトが伸びてやっぱり効率が落ちると言うのもあるので
中央砲塔群がある戦艦としては正解のない悩みです。
>エジンコート擬きの大改修
まずネックなのが煤煙問題や発射煙問題ですが、これはファンネルキャップやブラストスクリーン等で
史実の扶桑や伊勢の例を見ても程度問題に落ち着くかと思います。
管制射撃問題も、方位射撃盤の搭載で対応できるでしょう
(扶桑の下りでやったけどこの伊勢にはまだ射撃管制装置が無い)
船体が長大なので、機関部刷新を行えば25kt級に持っていくのは史実伊勢より簡単かと。
問題は防御ですね。防御区画があまりに広い点がどうにかならないと抜本的強化は無理なんじゃ… >>102
防御の改善案としては、
@重油専燃化で重量を稼ぎ、砲塔・甲板水平防御を強化
Aバルジ・内部傾斜装甲の追加
B副砲削減で居住区追加+間接防御強化
辺りになるんだろうけど、やはりバイタルパートの長さがネックだなぁ……
いっそ航空機運用能力確保を兼ねて砲塔を一つ降ろしてしまうとか?
斉射時振動の軽減と観測機による命中率向上が付いてくるから、交換材料としては悪くないはず…… 遂に史実超え火力&全長のトンデモ戦艦キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
さんざん腐されている13.5インチ砲だけど、実際は金剛用14インチと同じ重さの砲弾を撃てるバランスの良い砲だったりする
金剛のは若干高初速に振りすぎたきらいがあり(50口径12インチを意識しすぎた?)
大装薬高腔圧ゆえ砲身後尾の焼融が問題になって毘式から41式にする際に燃焼室を拡大したり
91式徹甲弾では弾薬庫の改造まで呑んで弾重5%増しにしたりと要らん苦労をしとります
そういう苦労しない分だけマシかもしれません(その分経験値も積めないけど) >いっそ航空機運用能力確保を兼ねて砲塔を一つ降ろしてしまうとか?
>斉射時振動の軽減と観測機による命中率向上が付いてくるから、交換材料としては悪くないはず……
あんまり旨くないとおもうが…
970さんの言う所だと主砲配置だけ見ると4番砲塔までは伊勢、5番以降はエジンコートと同様との事だけど
扶桑と違って主砲配置自体はうまく切り詰めて配置されてる分、1個外しても大してスペースが空かないはず…
振動軽減はよくわかんないけど、観測機程度だったら史実の扶桑伊勢みたく無理やり押し込んじゃうんじゃ?
まぁ答えは970さん次第だけど、各自妄想する分には色々意見が出そうだね 中身全部取っ換える予算と砲火力低下させる蛮勇があれば
変な方向いてる木曜日砲塔潰して機械室を延長させると
効率やマスバランスは置いとくとして10万馬力くらいまでは比較的楽に上げられそうですな
防御?燃料庫拡大?知らんがな >>106
変な方向向いてるのって金曜日(5番砲塔)とちゃう?
それはそうとして、そういやこの伊勢以前の改修計画はどうだろ、とか思ってはみたが
金剛から山城まで全部梯形配置なんだね…オワコン感が凄い >>107
1番が日曜日、7番が土曜日なんで5番は木曜日なんすよ
主砲両舷配置艦は未来ないという風潮、一理ある >>107
私の個人的な好みとしては、扶桑型・伊勢型は中央部砲塔を全廃して高速化ですね。
まあ上記で言われている大改装の諸案ももっと後の話のはず。
軍縮会議開催と条約締結の時期が実際と同じなら、その前にぎりぎりもう一艦型可能かどうか。
(未成艦の紹介とかもあるのかしら?) >>108
マジか普通に月曜日からだと思っとったわスマソ
>>109
伊勢型はともかく扶桑型、中央部砲塔全部外しちゃうと主砲連装3基6門になっちゃうんだが…流石にアウツだと思う >>110
あれ、そうなるんだっけ?
ここの扶桑の砲塔って、前部に1基、後部に3基と思ったんで、
中央の梯形配置の2基を取っちゃえと思ったんだけど・・・。 最上型の後ろから2番めの主砲を両舷配置にして、それを前後逆にしたような形なのでわ?
時間あればそのへんに転がってる断面図加工して簡単な艦型図とか捏造できそうですが
自分のお話でもないのにそこまでやるのはさすがにどうかと思うのでやめときます そうか、お絵描きと言う手があったか・・・とかやり始めてちょっと後悔。むずい
扶桑は>>112さんのイメージが近いですね、
ただ自分の文章(背負い式砲塔の後ろにもう一基、という表現)が分かりにくいせいですが、
後部の背負い式じゃない主砲塔は逆の配置を想定していました。添付の通りです。
微妙に寸法がおかしいのでアレですが、煙突周りに主砲塔が梯形配置になっています。英ネプチューン型戦艦参照
ネプチューン型との違いは、副砲ケースメートの有無ですね。
ケースメート部書いてはみたが我ながら酷いなコレ、この辺は独カイザー型戦艦のイメージです
改めてみるとふざけた設計だなぁ(他人事)
パッと見酷いですが、4〜6番砲塔の配置だけ見ると天城型巡洋戦艦と同様なので、
決してそこまで酷い訳ではありません。トンデモに見えるのは1〜3番砲塔の配置がアレ過ぎるせいですね
言い忘れてましたが、配置上一応この扶桑も全門片舷斉射可能です。
ただ本家ネプチューン型にしろ、やはりこの形状での全門斉射による衝撃と爆風は様々な問題があったようで
ましてそれを一回り大きい34.3cm砲で、門数まで増やしてやるとなると危険極まりないでしょうね こりゃまた随分スマートな…
艦内配置かなり整頓されてませんか
主3
主6主5機械主4缶缶缶缶司主1 →艦首
主2
むりやりテキストで書くとこんな感じですわな
いやこれはこれで…ホント
エイジンコートや扶桑みたく強引に真ん中に並べてない分艦首尾もスマートっぽいし
実は絵面は結構かっこいいのではw
もっとグダグダな姿を想像してただけに意外でしたわ >>114
お忙しそうなのに、わざわざ乙です。
すいません、私も112さんの絵のように解釈してました。 >>108
(自分も勘違いしてたなんて言えない)
>>116
格好いい・スマートと言う評価に自分が一番驚いてる自信がある…まぁモデル(史実扶桑)がイケメンだからという事で。
自分なりに扶桑型の発想をそのままに梯形配置にしたらどうなるか?を追求した結果こうなりました。
多分日本近海での運用を考えるに、波浪被害を考慮して可能なら低い位置に主砲を沢山置きたがらないんじゃないかな?と。
元は後檣楼と4番砲塔が逆になる予定でしたが、3番砲塔と4番砲塔が干渉しそうだったので入れ替えております。
そもそも史実の扶桑の3、4番砲塔の配置が「梯形配置砲をそのまま中心線上に持ってきた」的な感がありますね
>>117
いえ、先の通り自分の言い回しに少々問題がありましたので…日本語難しい 割に扶桑に対する反響が大きかったので、一応この扶桑の改装後を考えてみた。
扶桑型戦艦「扶桑」1930年代大改装後
基準排水量33,200t 船体202×31.5m
最大速力 29.0kt 136,000HP オールギヤードタービン4基4軸 重油専燃缶4基・混焼缶6基
45口径34.3cm砲 連装 4基(毘式34.3cm連装砲)
50口径15.2cm砲 単装16基
40口径12.7cm高角砲連装 4基
水上偵察機3機、カタパルト1基
舷側 152−254mm、砲塔254mm
30年代、長年困った構造の戦艦ばかり有していた日本海軍はついに戦艦群の大改装に着手する。
そのトップバッターが扶桑であったが、やはり真っ先に議論となったのは主砲をどうするのかであった。
普通ならば主砲の為に巨大な戦艦があるのであって、主砲を減らすなど言語道断なのだが
ただでさえ日本初の超弩級戦艦に、師であるイギリスですら大きな問題を抱えた梯形配置を取り入れた結果
「初の全門斉射試験時に、一斉射したら中破判定規模の損傷が発生しドックに直行した」
と言う伝説を残す程の問題児となってしまい、
一通りの初期不良が改善されても、梯形砲の反対舷射撃禁止令が未だに継続している有様では如何ともし難かった。
どの道これでは到底他国の戦艦とは撃ち合えない、と言う理由もあり第2、第3砲塔を廃する事が決定する。 そして砲塔廃止が決定した時点で、金剛型の廃艦が決まっていた事から
扶桑は高速戦艦に生まれ変わることが決定事項となり、ここからは改装方針がトントン拍子で進んだ。
特にこの艦の改装の自由性を高めたのは、この時点で戦艦との撃ち合いはほぼ諦められた点が大きい。
どの道34.3cm砲8門程度ではどの道まともに敵戦艦と撃ち合える訳が無かったからだ。
第2、第3砲塔跡地部分に缶を増設した上で機関部を一新、甲板上には水上機設備や高角砲を設け、
第一煙突をやや後部に移動させ前檣楼を大型化するなどの改修を行っている。
昔から問題視されていた防御面については、甲板部や主甲帯以外の部分に若干張り足された以外は
間接防御や水中防御の強化に重点が置かれている。
こと砲戦能力以外は格段に向上し、近代戦に対応し得る性能を得る事が出来た。
こうしてみると非常に使いやすくなったように見えるが、
前方に指向出来る主砲塔が1基だけになってしまった為に
他の艦以上に的確な対敵姿勢を取れるよう操艦することが求められるのにもかかわらず
梯形配置砲を下ろした結果船体の左右バランスが狂いが生じたために直進性が悪化し、
売りの高速発揮時にはそれが顕著に現れるため操艦難易度が格段に向上しており、
その上でなまじ高速艦となった為に他の巡洋艦群と歩調を合わせ高速機動をする機会が多かったので
艦長経験者らの評価は決して…もといかなり良くなかったとされている。 チラ裏
史実以上に背伸びし過ぎた超弩級戦艦の独自設計による弊害は呪いのように最後まで残ると言うオチ
中心線配置とは言え、主砲塔前1後3の戦艦と言うのはかなり使い難いと思います
普通、戦艦の存在意義である主砲排除とは滅多な事で認められないとは思うのですが、
この扶桑の場合は流石にそうも言ってられないだろうな、と。
大体あの配置で改装で構造物盛ったら危なくてしょうがないし…
馬力を見ればわかる通り、史実金剛型第二次改装後と同じ機関部をそのままぶっこんでます。入るだろ多分
なお防御強化をケチってるので、史実の大改装よりは軽めに収まっています。
・金剛はどうした?
鋼材に戻った後、新造艦に生まれ変わると言う超大改装されてるんじゃないかな…
船体だけ生かして工作艦とかならまだ使えない事もない気がせんでも無くもない
・外観について
史実金剛型第二次改装後から、第二砲塔を第三―第四砲塔間(水上機設備のある位置)に移動させ、
水上機設備を第三砲塔と後檣の間にねじ込んだイメージです。見た目だけで言えば結構まとも
・運用思想について
まかりなりにも戦艦との撃ち合いを考慮し重要部位に重点的に装甲を強化している史実金剛と違い、
この扶桑はハナから弱いモノ(巡洋艦)苛めに走ってるので、逆に薄い所を強化する事になりました
同じ高速戦艦と言っても性質はかなり違い、battlecruiserの本来の訳である戦闘巡洋艦とでも言うべき様相です
多めな副砲がそのまま残ってるのも、戦艦との撃ち合いによる防御上の問題より、
対巡洋艦群との撃ち合いには依然有効と判断された結果です
…と言っても、実際は極力弄るとこを増やしたくなかったと言う予算的都合も見え隠れします。
・一斉射したら中破判定規模の損傷が発生
史実山城ですら公試時にタービン軸受けが破損するという事件が発生してますので
発砲衝撃により機関部破損、前檣楼破損、煙突破損、衝撃による浸水等が同時発生したでもとお考え下さい。 以上。
問題盛り込み過ぎだろと思うかもしれませんが、一連のテーマはあくまでナーフする事で
史実の大正日本戦艦群の素晴らしさを再認識する点にあると考えてますので、ご了承ください。 あと長さ的に艦橋の下から2番砲塔の直前まで全部ボイラとエンジンぽいので
第一煙突はかなり湾曲した煙突になりそう
無駄にかっこいいけど使えない?
いやいやその優速を利して常に丁字を取れば…あっ巡洋艦のほうが優速だった 乙乙
まぁ34.3cm8門と言えば欧州なら余裕で通用しそうだけど
仮想敵が35.cm12門の重装甲戦艦ばかりだからしゃーない
なんか面倒な艦になってるけど
「古い」「いきなり独自設計」「梯形配置を矯正」「主砲が後部偏重化」
ここまで揃うとどうなってもおかしくはないだろうなあ
配置の面倒臭さを強調されてるけど、戦列晒して正面から殴り合えない艦としては確かに辛そう 乙です。
>・・・操艦難易度が格段に向上しており・・・
用兵側:帝国軍人たるもの、それは猛訓練で克服してみせる!
油屋の親爺:バカモノ!そんなに大量の重油を訓練用に渡せるものか!!
用兵側:いやそこは・・・、平素は石炭を多用して重油節約に努めますのでどうか御配慮を・・・
オイ分かってるだろうな、設計屋ども。
艦政本部:ったく・・・、面倒くせぇなあ。
あっ、いやその・・・ マジレスが続くとついネタをはさみたくなってしまって・・・。
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