>>126
> F35BCでアフターバーナーを使用してマッハ1.2を越える速度を出すときの制限のみに言及してるから、
> この記事では、マッハ1.2でスーパークルーズできないかどうかは判らない 。

127さんも書いているが、F-35に限らず音速の前後では一般に揚抗比が非常に悪くなる
超音速で巡航するならば高マッハ数であればあるほど航続係数は良くなる(注★)
F-22のM1.8というのは実用的な燃費で超音速巡航する場合の最低限に近い
(航続係数による燃費の問題を考えるならば、できればM2.5以上で巡航したいところ)

従って、仮にM1.2でならば連続飛行可能だとしても、M1.2での超音速巡航は非常に燃費が悪くなり
戦闘行動半径・滞空時間・航続距離といった航続性能全般を大幅に悪化させるから
こういうM1.2という「遅い」超音速巡航は実用性がなく全く使い物にならない

要するにM1.2以下という制約があるF-35B/Cは「音速以上で飛べと言われれば一応は飛べる」というだけの戦闘機

注★:超音速での揚抗比や推進効率、両者の積としての航続係数のマッハ数に応じた変化の一般的な傾向は
例えば世界の傑作機のXB-70の号の鳥養鶴雄氏の解説記事にグラフの形で説明されている