続き
また10式には乗員用のクーラーが有りません。冷却装置があると言うかもしれませんが電子機器用です。
乗員には使えないよう完璧に遮蔽されています。技本の10式開発主任に直接聞いた話です。
真夏に対NBC戦が起こったらどうするのかと自衛隊幹部に聞いたところ「真夏に対NBC戦が起こるなんてそんなことありえない、
起こるはずがない」との返答でした。

仮に10式に冷房を入れるにしても大変です。まず補助動力装置の出力を上げないといけません。
現状は今の仕様でギリギリのようですからパワーの余裕はないでしょう。まず新品の補助動力装置を捨て
新しい物に変えないといけない。また冷房の出力をミニマイズするためには、イスラエルように密閉した被服にダクトを通して、
冷気を送る方法がありますが、車内が狭い10式にその余裕があるでしょうか。

前から申し上げておりますように、陸自の機甲科は大幅に減らすべきです。
まともに使える機甲旅団程度を1個、その他独立戦車大隊を1個程度の戦力まで減らすべきです。浮いた金で装甲車両の近代化、
野戦救急車など本来装甲化の必要車車輌などに回すべきです。第7師団なんて実態は第7戦車博物館に近いでしょう。
また更に浮いた金で海自や空自の近代化を行い、浮いた人員は海自あたりに回せばよろしいでしょう。

ところが、戦車を減らすのは嫌だとゴネて、思考停止状態で、その上金がないのにオスプレイやらAA/V7やら必要性が怪しい玩具を
大人買いです。

陸幕のメンタリティは新しくて「つおい玩具」を集めてはしゃいでいる程度の悪い軍オタレベルということです。