ETが存在するとしたらやはり人間に近い形になるか否かを論じた小話が2001年宇宙の旅の小説版に書いてあってのう

肯定派の意見は、やはり人体というのは効率的な進化の果ての形だから、やはり人型に近くなるであろうと。
否定派の意見は、人体などというものは自然界の「その場しのぎの決断」の奇怪な集積物に過ぎない。
なかにはもっと良い進化の形もあり得たかもしれず、自然界のダイスがそう何度も同じ目を出すはずがないという言い分だった

ちなみにクラーク御大らしく、話は高度に進化した知性の話になっていき、やがてサイボーグになる。そしてサイボーグから、
ついには脳も置き換えて完全なロボット生命体に、ついには機械の体さえ捨てて精霊のような姿になっていくだろうと話を持っていき、最後はこう締めくくるのだ


『そして、「そのまた向こう」に何かがあるとすれば、その名は神のほかにはあるまい』