我が国外務省のロシア課長毛利忠敦さんが怒られている件で
(2018/6/5 やまもといちろう)
外務省ロシア課長を停職9カ月
https://jp.reuters.com/article/idJP2018060501002387

故・丹波實さん以降の対ロシア外交では「成果を焦った安倍政権の外交がロシアに手玉に取られた」とも見えるし、「進展が期待できない北方領土問題に見切りをつけ実利的な日露関係の構築に安倍政権に
なってようやく踏み出せた」とも言えるという実に微妙なところです。

具体的な経済活動を行う以上、玉虫色はないので、極東開発における日本のプレゼンスを確保するために領土問題をどう棚上げし、国内世論に火をつけないかが大事、というのはまあ分からなくもありません。

敷衍するべき補助線としては、「世耕弘成さんの対露外交が思い違いの連続でロシア側の不興を買い続けている(おまけに実質的な二元外交みたいになっていて対外的にも評判が悪い)」話と、
「欧州・アメリカとロシアの関係が非常に深刻な状態に悪化している中で、東アジアの経済、安全保障だけ見て日本がのほほんとロシアと前向きな外交をして成果を国内向けに喧伝していて馬鹿じゃねーの
と思われている」話とが交錯します。

http://blogos.com/article/302240/