ドイツ政府関係者、英伊からトーネード攻撃機が退役していくことによって、
自国のトーネードを維持するうえで技術面、補給面、費用面において多大な
リスクがあると自国の政治家に説明した模様。
なお、ドイツにはトーネードを維持するのに必要な「包括的で十分な計画」が
存在していないという。

また、ドイツは去年11月に英国のトーネード運用終了を見据え、運用している
トーネードの数に囚われないトーネード運用に向けた新たな資金計画を導入する
ことについて話し合った模様。
さらに、イタリアも2027年にはトーネードを退役させることから、イタリアが
今まで出していたトーネード運用資金がどのようになるかドイツ側は予測がつかないでいるという。

さらにドイツのトーネードへの新型IFFの搭載が遅れており、最悪の場合、2019年以降は
特殊な許可なしには飛行できなくなる可能性があるという。
ただ、ドイツ国防省は他国のIFF機材搭載も遅れており、NATOが搭載期限を
遅らせる可能性があると述べた。
https://www.defensenews.com/global/2018/04/13/germany-fears-steeper-tornado-costs-after-the-uk-ditches-its-planes/

どうもトーネードのロジステックに掛かる費用は英独伊の3か国が運用している
トーネードの数に合わせて出しているようなのですが、完全にトーネードを
退役させようとしている英国から金を毟り取るためにドイツがまた碌でもないことを
考えているようです...。
というか、周辺国がトーネードを退役させるなんて昔から予想されてたことなんだから
ちゃんと計画立てておけよと。