>>772
そのままでは使えない、適したプロペラがない。
US-2の速度ではあのプロペラは非効率すぎる。
A400Mの速度でも絶対的には非効率だがw

プロペラのブレード面積はエンジン出力と回転数によって決定される。
また、プロペラ先端速度は機体の速度と合成される。
当然、ペラ先端が遷音速以下になるようにプロペラ直径と回転数に制限される。
面積は必要だが、直径に制限があり、アスペクト比も維持したいと枚数を増やす事になる。
だが、これも前のブレード後流の影響が大きくなり、振動などの問題が出ることもある。

A400Mの運用速度ではこれだけでは当然足らず、先端速度を落とす為に効率を犠牲にしてアスペクト比を低めてブレード面積を稼ぎ、
重量増に目を瞑って大きな後退角をつけている。
プロペラは回転なので先端ほど待機速度が高く後退角も大きくなる。
それがTP400のプロペラノカタチだ。

ちゃんと見ればUS-2のプロペラも先端にも後退角がついているのがわかる。
US-2の運用速度でエンジン総出力を6翔x4発の1/24にしても、
アスペクト比を維持しようとすれば先端には遷音速への対応が必要になるという事だ。