>>479
> 可変インテークって流量調節のためじゃないです

流量調節の目的もある
例えば、F-15のインテークの上側(尖ってる側)が高速になると下がってくるのは
高速になるほどインテークにはいる気流量が増大するのを
インテーク部の正面投影面積を小さくすることで適正化するため

ただ、それと同時に超音速機の場合には音速以上での飛行の際の衝撃波の発生位置を
適正化して圧力損失をさけるという役目も可変インテークにはある
(また超音速飛行での衝撃波の発生位置を変えることで流入気流量も変わる)

F-104のインテークのコーン(円錐形のもの)も前後に動かすことで流入気流量の調節や衝撃波発生位置の適正化を行っている
これはSR-71のインテークのコーンも同様

衝撃波の発生位置の制御や流入気流量の調節はインテークを動かさずにインテークダクト内を可変にして行う超音速機も多い、例えばF-14やB-1A(量産中止された試作型)など
B-1Bはコスト削減と電波反射の低減のためにインテーク内の可変ベーンを廃止して固定ダクトにしたので超音速での衝撃波発生位置の最適化が行えなくなり、高マッハ飛行時のエンジン効率が下がった
その結果、エンジンは変わらないにもかかわらず、最高速度はB-1Aのマッハ2.0からB-1Bはマッハ1.2と大幅に低下した