>>552
ロッキードの作る航空機は昔(F-104のころ)から良く言えば一芸に秀でているが
悪く言えばエキセントリックで実用性や保守・維持・運用コストには配慮していない物が多い
それでも他の選択肢がなければU-2/TR-2やA-12/SR-71のように仕方なく実戦配備されて使用されるが
運用コストに音を上げることになる

F-22もその例に漏れずでその膨大な維持コスト故に少数で生産打ち切りの悲哀を味わったわけだが、
そのF-22の苦い経験を踏まえて設計したはずのF-35もトラブル続きなのは、ロッキードならではとも言える

今のアメリカはマクダネル・ダグラスやグラマン、ジェネラル・ダイナミックスといった
実用性の高い戦闘機を手堅く作る経験の豊かな戦闘機メーカーが消えたか他社に買収されて
それら老舗戦闘機メーカーが他社の単なる一部門となってしまい戦闘機開発行政に対する
実質的な発言力の大半を失ってしまったのが痛い

よりによって実用性に欠ける戦闘機を連発してきたメーカーだけが元の姿で生き残り政商化して
最大の政治力・発言力を握ってしまったのが現代アメリカ戦闘機業界と開発行政の悲劇だよ