まず日本側が米潜対して水上砲撃戦でも取り逃がしてしまっているのが「夜間」ってのがポイントだよ。
明るい都会育ちで洋上で船に乗った事が無い人にはピント来ないかも知れないけど、月明かりも星明かりも無い曇った夜の洋上なんて
灯りが無いと目の前の自分の手の平ですら見えない、例え50m先でも潜水艦がぽっかり浮いていても全く気づかないだろう
そんな状態で撃ち合いやると、相手の発砲炎と曳光弾ぐらいしか目標に出来るもんがない、探照灯や照明弾って手はあるけど
探照灯は自身の位置も晒して良い的になるし、照明弾は光量が弱い、照明時間も限られるで、おぼろげに相手が見えても距離とか掴みづらい。
昼間みたいなイメージで夜間の洋上砲撃戦をイメージしちゃいかんと思う
昼間なら目を瞑っても当てられる距離ですら夜間だとなかなか命中弾が出ないのは、目視照準だと方位は発砲炎で判断出来ても距離を正確
に判断するのが難しくて(過大に見積もる傾向がある)、乾舷が低い潜水艦相手だと弾は相手の頭上を通り過ぎるばかりで全然当たらないって事になる。
ただ米潜の方は砲側目視照準でも距離はSGレーダーから正確に伝えられるから、距離が合ってると方位は相手の発砲炎や探照灯目がけて
当てずっぽうでも、海防艦の方がシルエットでかいし、数撃てば割りと当ててくる。
レーダーが上手く活用出来ない不利は潜水艦との夜間の撃ち合いでも結構効いてくる。