ああ、ありますね
海軍軍戦備(1)

p.170 決戦距離に関しては攻防力のみならず彼我の術力予想、対勢、「オブリク」角等精細なる研究に基づきあり

p.171 「オブリク」角の善用に関しては特に我防御力の薄弱と我に望ましき近戦主義と併せて十分の研究を要する所なりとす

この「オブリク」角ってのが、対敵姿勢を示す、彼我の針路に基づく相対角度です
要するに日本戦艦の方が基本的に米戦艦より防御が薄いので、「オブリク」角つまり対敵姿勢をうまく使いながら戦うべしということ

で、そのためにも、日本海軍は前衛部隊との連携を殊の外重視してます
前衛遊撃部隊に頭を押さえさせて敵の針路を制限することで
自らに有利な体勢を取ろうと
米戦艦より一定程度優速なことも一つの理由でしょう