ロリコンはごく少数の真性者を除けば、思春期での性的デビューという
一般的な経験を得られなかった性的弱者のコンプレックスである。
「お前はロリコンである。ロリコンは異常者である。
ゆえにお前は異常者である」という非難者にとって自明の三段論法は、
ロリコン当人の内的世界にとっては、「我々はお前を異常者として扱う。
ゆえにお前は異常者なのである」という社会的な拒絶と差別の論理として
受容される。
ゆえにロリコンは自分たちが性的マイノリティと同じ社会的カテゴリーであると
深層心理では認知しており、これがしばしば一般人との齟齬の原因となる。