藤井六段、最年少七段懸けた対局始まる 竜王戦5組
毎日新聞2018年5月18日 10時43分(最終更新 5月18日 11時04分)
https://mainichi.jp/articles/20180518/k00/00e/040/198000c

 将棋の藤井聡太六段(15)と船江恒平六段(31)の第31期竜王戦5組ランキング戦準決勝が18日午前、
大阪市福島区の関西将棋会館で始まった。藤井六段は勝てば4組昇級が決まり、「連続昇級で昇段」の規定により、
プロ入り後最速の1年7カ月、最年少の15歳9カ月で七段に昇段する。

 デビュー戦からの29連勝など、次々記録を塗り替える藤井六段。午前9時ごろ、普段の対局と変わらない表情で
関西将棋会館に到着した。対局室には藤井、船江の順に入り、プロ入りが先輩の船江が上座を占めた。

 振り駒で船江の先手番に。22社約50人の報道陣が取り囲み、カメラのシャッター音が鳴り響く中、定刻の午前10時、
船江が7六歩と角道を開けて対局が始まった。藤井はお茶を一口すすり、8四歩と飛車先の歩を突いた。両者とも
着手は早く、序盤で角を交換する角換わりと呼ばれる戦型に進んだ。

 同棋戦は持ち時間各5時間で、夕食休憩もある長時間の棋戦。藤井六段は持ち時間5時間以上の対局は
27勝1敗と抜群の成績を誇る。通算成績は75勝12敗。

 これまでの七段昇段記録(最速・最年少)は加藤一二三九段(78)の期間2年8カ月・年齢17歳3カ月。
【新土居仁昌】
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いよいよ七段昇段ですか。楽しみです。