防衛省予算、新大綱・中期防初年度は防衛関係費5兆70億円

「いずも」型改修の調査研究で7000万円新規要求
STOVL機運用能力を持つ「多用途運用護衛艦」に

 中期防においてSTOVL機運用に必要な改修を行うとされた「いずも」型については、
改修に向けた調査研究を行うこととなり7000万円を新規要求する。
具体的な内容としては、
STOVL機が着艦する際の熱や音が船内の機器や人に与える影響について調査するとのこと。
 同調査結果を踏まえた上で、
「いずも」型護衛艦の改修を行い、STOVL機が発着できる機能を追加する。本来の多用途護衛艦の役目は維持することになり、
 対潜戦、輸送などの任務を併せて行うため、防衛省では攻撃的な空母として運用しないと説明している。
また、今後搭載可能とするSTOVL機については、F-35Bが最有力機ながら、機種選定のプロセスを行った上で機種を決定するという。