>>241
まあ、そうなんですけどね。

彼は、敗戦の中狂気に堕ちていく恩師や元カノを見ていられなかった……。
もしこれが敗戦の中でなかったら違う考えをしたかもしれない。
最新鋭の戦略兵器とはいえ敵の爆撃機に偽装して運ぶ一発だけ。護衛は最新鋭機とはいえ自分一人だけ。
最も効果的に使用されたとしても、祖国は戦争に勝つことはできず、恩師は遅い悪魔の戦略兵器の生みの親として歴史に悪名を残す。ならば……。
彼自信も本土防空戦の最中、ピンチの中もはやこれまでと脱出したら、敵は味方の位置をロストして撤退。愛機は無傷で着陸。という敵前逃亡を疑われた状態だったから。