焦点:スペア部品で荒稼ぎか、自動車メーカーの「隠れた武器」 | ロイター
https://jp.reuters.com/article/autos-software-pricing-idJPKCN1J30AN

>業界アナリストによれば、自動車部品ビジネスは以前から非常に収益性が高かったという。

>メーカー各社は、乗用車販売において10%以上のマージンを得ることに苦労しているが、アクセン
チュアは、2013年に行ったBMW南アフリカ事業部向けのプレゼンテーションの中で「スペアパー
ツの粗利益率は最大90%に達する可能性がある」と述べている。


>新車市場は非常に透明性が高く競争も激しいが、スペア部品市場は流動性も透明性も、さほど高くな
い。アナリストによれば、その一因は、一部の部品が商標や特許によって保護されているからだという。

>自動車メーカーに対しては以前から、オーストラリアから米国に至るまで、スペア部品で稼ぎすぎて
いるとの批判が、保険会社や自動車愛好家団体から浴びせられてきた。

>「パートネオ」ソフトは主に、消費者に与える印象に基づいてスペア部品の値上げを狙っているが、
一方で一定品目における価格上昇に対する保険会社の反発を回避しようとする特徴もある。

>ロイターが閲覧した3件の顧客向けプレゼンテーションによれば、同ソフトでは、「第三者による価
格監視があるものと、ないもの」という基準で部品を分類している。専門誌や保険会社によって価格が
監視されているかどうか、という基準だ。

>たとえばフランスでは自動車保険修理協会(SRA)が、自動車部品価格のインフレ率を測定してお
り、パーツ価格の上昇を抑え込むことを狙って、そのデータを公表している。

>ブーブール氏の訴えによれば、SRAが注意深く価格をチェックしている特定の部品については、
「パートネオ」ソフトは値上げを避けていたという。同ソフトが現在もそうした動作を継続しているか
どうかについて、アクセンチュアはコメントしなかった。


こっす。