<米朝首脳会談>金正恩氏、なぜ中国国際航空を使ったのか (中央日報 6/11)

北朝鮮の金正恩国務委員長が10日に米朝首脳会談のためにシンガポールを訪問するために使った飛行機は自身の専用機
「チャムメ1号」ではなく中国民航機である中国国際航空(エアチャイナ、CA)旅客機だった。

これをめぐり、▼北朝鮮が「最高尊厳」である金委員長が外国航空機を借りて乗るという体面汚しと▼外国機を使った場合に
盗聴の懸念−−があったにもかかわらず金委員長の安全を最優先的に考えたという分析がある。
中国はこの日、ボーイング747−400機(B−2447)1機を出した。普段、CAが旅客機として使い、習近平国家主席が専用機
として使っている2機の一つだ。

中国はこのため先月から該当機種の運航を中断して改造した後、今月8日に北京−平壌路線に投じて試験運航を経た。
(中略)
トランプ大統領との「正面対決」を控えた心理戦で押されまいとする次元だとする見方もある。 各国専用機は国力を象徴し、
自尊心とまで見なされることがある。 トランプ大統領はエアフォースワンと呼ばれる米空軍1号機を利用している。
先端通信および防護装備を備えた2機の航空機が飛ぶ。反面、金委員長が見劣りするチャムメに乗って登場すれば、一歩
出遅れることになる。 実際、チャムメ1号には会談支援人材と通信技術陣らが搭乗し、金委員長よりも3時間程度前に到着した
貨物機〔IL(イリューシン)−76〕には金委員長の専用防弾車と専用トイレが輸送された可能性がある。

外交儀典を担当したことのある元当局者は「形式が内容を支配するというように、外交で儀典は内容と同じくらい重要だ」とし
「重大な交渉の場に、小型中古自動車に乗って登場するのとレンタカーでも大型乗用車の後部座席から降りるのとでは心構えが
違わないだろうか」と比喩した。 萎縮したり臆したりしないための次元である可能性があるということだ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180611-00000004-cnippou-kr

まー確かに元祖エアフォースワンと古臭いイリューシン62とでは、豪華リムジンと中古小型車ぐらいの車格の差があるしね