>>711
そんなの当たり前・・・と言いたいところなんだけど、実際にはある程度以上の精度で製造されたものでも、
組み上げる時の調整の過程で各部には個々の精度のバラつきが出るし、すべての銃が同じ弾数を同じ条件で
撃ってるわけでもないので、使ってるうちに各部の磨耗さ加減にはバラつきが出てくる。

なので銃器はある程度使ってるものをランダムに集めて全バラしてランダムに選んで組み立て直す、という
こと.をすると、かなりの確率で「ちゃんと組み立てたのにちゃんと作動しない」個体が出来上がる。

特にコンピューター制御の工作機械がない時代は、人間がやってる以上完成した部品の「精度の統一」にも限度がある
(ただし凄い人は凄い精度で作れる)ので、そもそも部品の精度自体があるレベルよりは平均的には上がらない。

なのでそれ(完全な部品互換性があるため、100挺の62式をバラバラに分解してまた組立てても、また100挺組み上がる)のは
1960年代の機関銃としてはレベルの高いものと言える。


・・・まあ62式にはそういう以前の問題があったわけだけど。