5航戦も珊瑚海の無茶な攻撃の反復で搭乗員がほぼ壊滅したので、
この時期、既に空母よりも搭乗員の損失が痛くなっていたという。

この後の42年度後半の南太平海戦の後に、まだ空母搭乗員を再編できていたら、
第3次ソロモン海戦に空母を投入できて、歴史の帰趨も若干変わったかもしれない。
史実はミッドウェイ並みの大敗北。
輸送船11隻と第38師団の主力が海没。
陸軍の「軍」は3個師団で成り立っておりガ島の第2師団の損耗と合わせると戦略単位が消滅。
統合作戦の観点が薄い海軍中心史だとサラリですが、
「アメリカの軍史家のイヴァン・ミュージカントは第三次ソロモン海戦を「ミッドウェイ海戦、エル・アラメインの戦い、
スターリングラード攻防戦」と同じく第二次世界大戦の転換点であると位置づけている。」

その遠因の一つがミッドウェイにおける2航戦の消滅にあり。