>>739
共晶セラミック複合材料の創製と高温強度特性
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscm1975/26/2/26_2_76/_pdf/-char/ja

高温になると強度が低下し,酸化性雰囲気中で1,650°C以上の温度で使える可能性のある耐熱構造材料はいまのところ存在しない.
これに対して,近年開発された共晶セラミック複合材料(MGC材料(MeltGrowthCom-posite))は,酸化物原料を溶解し,
融液からの共晶反応を利用して一方向凝固法により製造される新材料で,単結晶の三次元ネットワーク構造が絡み合っている新しい組織構造を有するため,
室温強度が1,800°Cまで維持される上,1,600°Cのクリープ特性が同一組成の焼結複合材料より十数倍優れている,
熱的安定性に優れている,高温で転位の運動による塑性変形能を示す等の従来の耐熱構造材料には見られなかった画期的な高温特性を有する.

https://i.imgur.com/Xyax1mB.jpg