セラミックス原料を液相状態から一方向に凝固させて製造された複合セラミックス材料。
MGC材料(Melt Growth Composite:融液成長複合材料)は 2種類以上のセラミックスを混合した場合に
融点が低くなる共晶変態を利用して、融液を一方向凝固させて作製することから、一方向凝固共晶複合セラミックス材料と呼ぶこともある。

Al(2)O(3)-Y(3)Al(5)O(12)系やAl(2)O(3)-GdAlO(3)系がある。

従来の粉末を固めて焼結して製造する焼結セラミックスと比較して、存在する相の整合性が良く、三次元ネットワーク構造を示すために、
融点直下の高温下でも、室温と同等の強度を維持できる利点がある。ガスタービン部材などの耐熱材料や熱起電力発電への応用が期待されている。

(岡田益男 東北大学教授 / 2008年)

これが究極のガスタービン材料か

あとプラス3割の燃費アップを目指すならぜひ欲しいが、予算が来るのかどうか