>>155
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筒井康隆の最終戦争テーマな「霊長類南へ」だと、そもそも全面核戦争の発端は文革真っ最中の
人民解放軍で、在日米軍基地の置かれている三沢と佐世保に向けて中国軍の核ミサイルが
誤発射されてしまったのが原因なのですが、肝心の核のボタンがセキュリティ皆無。

本来どの国でも最大戦力にして世界を滅ぼしかねない核兵器のボタンは多重化された安全装置で
簡単には押せない仕組みになっていますが、「霊長類南へ」の中国軍の核ミサイルの発射ボタンは
発射管制室内での担当将校の実に下らない痴話喧嘩や山岳ベースじみた政治闘争による大乱闘で
跳ね飛ばされた将校がボタンの上に倒れ込んで押してしまった事でミサイルが発射されました。

本来なら発射前にパスコード入力必須だったり、二人の将校が同時に離れた位置のキーを同時に
回さないとダメなどの安全対策が施されているのに、核のボタンをその辺のエレベーターのボタン
よりも押しやすい位置で一発発射な仕様にするなよと(w

そういえば種デスで地下に隠されていたフリーダムガンダムはザフト軍特殊部隊の襲撃を受けて
やむなく封印を解除し起動させる羽目になりましたが、その封印はキラとラクスが同時にキーを
回さないと解除されない仕様でした。

まんま核ミサイルの発射システムで当時は笑わせてもらいましたが、考えてみれば最強の核動力
MSのフリーダムと、最強コーディネイターのキラの組み合わせは戦略核兵器以上に世界の
軍事バランスを崩壊させる決戦存在そのものなのだから、核兵器並みのセキュリティが施されて
いるのもその意味では順当な措置でした。