中国、1キロ先の敵を殺さずに無力化する「レーザーウェポン」を量産開始


中国が、個人携行火器レベルに小型化しながらも、
1キロメートル近く離れた敵をも無力化する強力な「レーザー・ウェポン」の量産化を目前に控えていることが分かった。

陝西省(せんせいしょう)・西安の技術企業「ZKZM Laser社」が先月、中央政府主催による「民間軍事統合のための公共サービスプラットフォーム」において、
『ZKZM-500』レーザーウェポンの基礎情報が記載された技術仕様書を提出している。

http://img01.militaryblog.jp/usr/n/e/w/news/CHINA-develops-powerful-new-ZKZM-500-laser-assault-rifle-001.jpg

ZKZM-500は、重量6.6ポンド(=約3キログラム)、射程800メートルを持つ「非致死性武器」に分類されるレーザーウェポン。
陸海空に展開する各種ヴィークルへの取り付けも可能としている。
スマートフォンに搭載されているものと同様に、
充電式のリチウムバッテリーパックを搭載し、1発当たりに要する時間は2秒以下で、1,000発以上の「射撃」がおこなえるという。

香港の日刊英字紙「南華早報」によると、「エネルギー・ビームは目に見えないが、窓の向こうにいるヒトの皮膚や組織を、いとも簡単に炭化することさえできてしまう」とのこと。
また、テスト環境を提供した中国科学院・西安光学精密机械研究所の研究員曰く「照射されれば、耐えられない痛みに見舞われるだろう」としている。

レーザーは目視のできない波長を使用し、火薬を使った飛翔体と違って音を発することも無い。
その為、狙い撃たれたターゲットは、どこから攻撃を受けたのかさえも分からず、またその周囲に人が居たとしても、何が起こっているのかさえも分からない。
ほんの10年前まで、この種のレーザーガンの出力は脆弱で、シャツを貫通することさえできずにいた。